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俺は異世界で静かに暮らしたいだけなんだ!?  作者: はくの憂鬱
異世界移住?
16/17

バカとバトルと爆炎道

ユズ「なんでそんなに驚くの?」

ユズがプンプンと頬をふくらませる。

仮に20歳を超えてる中身男がこんな事をしていたら間違いなく、軽蔑されるだろう。

でも今は女の姿、女子高生と言ってもまだ行けるくらい若返ったのだから!(現に性転換した)

グル「で、勝負内容は……?」

ユズ「グルさんが私に今のやつを打つんですよ

それで私に効いたらグルさんの勝ちってことで、逆に私がグルさんの体に触れたら私の勝ちってことでいいですか?」

ユイ「な、何言ってるの!?

あんなの食らったら死んじゃうよ!」

アリス「ユズちゃんお願いです! 絶対やめてください!」

シャル「絶対絶ッ対ッ!

ダメだからね!」

ユズ「そういう事ですか……グルさんの爆炎魂はたかがそれっぽっちの物だったんですね〜」

またもや煽りにかかる。

ユズ(ル)に人を煽られたら右に出るものはいないだろう…というレベルですごい

ってか、この世界は煽る奴ら少なすぎだろ、俺の世界はもっと煽っている奴がいたけどな……。

それに俺の煽りはそんなに凄くないから!

と、自分の世界の事を思い出しながら、グルを煽ることに専念していた。

グル「っ……!」

っと、その言葉に反応し、グルの爆炎魂に火がついた。

ユズ「グルさんはこんな可愛い私に負けるのが嫌なんだぁ〜?

だから勝負受けないんだ〜?」

煽り方が可憐な少女じゃなく元の男に戻っている。

グル「や、やってやるよっ!

怪我しても文句言うなよっ!」

珍しく男らしくなったグルが本気を出すみたいだ。

アリス「グルくん!?」

ユイ「ちょ、本気!?」

シャル「ユズもやめなさいって!」

3人が止めにかかるが止まらない。

ユズ「……よし、いいぜ」

(この爆炎魔法……俺の死神のカードが耐えれるか実験になるしな)

シャル「……いいぜ?」

ユズは死神のカードに触れ、効果を発動させる。

久々の登場!

死神のカードとは!

簡単に説明すると相手の魔法攻撃などが発動しなくなるってことだ。


──勝負──


ユズVSグル


グル「《我が力の源よ・その力を爆炎の力へと変え・古の豪爆炎へと変える力を・我が手に最強の爆炎を・全てを滅ぼせる最強の豪爆炎の力を!》」

グルの目の前にまた大きな魔法陣ができた。

ユズは目の前で拳を握り、ステップを踏み始める。

シャル「えっ…!?」

アリス「あの構え……!」

シャルとアリスの脳裏にはこの前のことが浮かび上がってきた。

チンピラに絡まれている時、ユズルが助けてくれたその時だ。

ユズルが得意とする武闘の構え……。

ユズが今している構えがユズルそっくりだったのだ。

グル「黒魔エグスプロージョン!」

大きな火柱が……でていない!

大爆発も起きず、魔術すら発動できていない。

そう、これが死神のカードの力…

相手のあらゆる魔法、魔術を無効化にする。

ユズ「はい、タッチ」

グル「っ!?」

いつの間にか背後に回っていたユズにグルは驚きの色を隠せない。

ユズ「いえーい! 私の勝ち〜!」

おかしい……絶対におかしい…、この動きの俊敏さ、発動しない魔術、あの構え、そして最後のあの話し方……何もかもがあの人に似ている。

シャルはそう考えているうちに一つの答えにたどり着いた。

ユイ「あちゃーおに…ゆ、ユズちゃんすごいね」

アリス「ユイちゃん…今お兄ちゃんって言おうとしたよね?」

さすがアリス、ちょっとしたことにも気づくとは……とか思っているうちにユイの顔は青ざめていく

ユイ「いや、なななんでもないよよ?」

ユズ「わーい!わーい!」

ユズはぴょんぴょん跳ね、喜びを体で表現している。

いや、跳ねているだけならまだ問題ない。

だが、ユズのジャンプは普通の人の5倍もの高さになっているのだ、練習場の天井近くまで飛んでいる。

シャル「ねぇ! ユズル!」

ユズ「は〜い? ……あ。」

ユイ「あ…」

アリス「……やっぱり」

跳ねるのをやめ、じっと立ち尽くす。

ユズ「わ、私はユズルとは関係ないないよ?」

冷や汗をダラダラと流しながら目を泳がしている。

シャル「何やってるの…?」

ユズ「あの…その、これには……深い……深ーいわけがありまして……」

グル「どいうこと……?」

状況を理解出来てないグルは何もすることが出来なかった。

シャル「ちょっと、ユイとユズルは正座しなさい」

ユズ「で、でも」

シャル「でもじゃない!」

ユズ「は、はい!」


──事情説明中──


シャル「なるほどね……だいたいわかったけど、どうして女の子になってるの?」

ユズ「あなたの母に聞いてくれ…」

アリス「魔術が使えなくて素の力が強すぎる人なんて、ユズルさん以外にいるわけないんですよ」

グル「……所で、何がどうなってるの?」

ユイ「この人が男ってことですよ」

グル「んなっ!? い、いやぁ、またまた〜こんな可愛い人が男なわけないでしょ?」

ユズ「いや、俺はまじで男なんだって」

グル「……っ!」

本人からの宣告で開いた口が閉じない。

そうか……男だったのか……でも、これなら思いを伝えることが出来る。

男なら……堂々と伝えて砕けるべきだ!

相手が男だとわかっていても……男には覚悟を決めないといけない時があるっ!

グル「ユズさん…いや、ユズッ!」

ガシッとユズの肩を掴む。

ユズ「な、なんだよ!?」

グル「俺……、ユズの事が好きだ!」

「「「「ええぇぇえぇええ!?」」」」

ユズ「お、俺男なんだぞ?」

ユズは目をぐるぐる回して戸惑っている。

アリス「きゃー! 青春です! 青春してますよぉ!」

シャル「男同士でつきあえるわけないじゃない!」

グル「ユズが男だったとしても、俺はユズが好きだ!

俺の爆炎魔法を見たいって言ってくれた時すっごく嬉しかった!

初めて好きになった人がユズでよかったよ!」

ユズ「だ…だから…俺は男だって…言ってるだろ…///」

グル「叶わない恋だってこともわかってる……

でも、ユズが男に戻ったら俺と……友達になってくれ!」

ユズ「……それは無理だ」

素に戻り、真剣な表情でグルに伝える。

ユイ「な、なんで!?」

シャル「友達にくらいなってあげてもいいじゃないの!」

グル「……そう…か、やっぱり俺なんかが友達作るのはおかしいよな……」

ユズ「俺達は親友…だろ?」

グル「……っ!

そ、そうだな! 俺達は親友だよ!」

2人は固く握手をする

アリス「これが男の子同士の友情なんですね」


その後……グルとは親友になり、ほか3人もグルと友達になった。

みんなはグルの本当の姿を知ったことにより、絡みやすくはなるよねっなどと言ってくれている。

そして、俺の体はというと、学院から魔術機関本部に戻った時にアイリスさんに頼んで男の姿に戻してもらった、明日からは男の姿で学院に通うことになるだろう。

それと…グルには本当に悪いことをしたと思う、その…なんだ、初めて好きになったのが俺って言った時は驚いたけど、別に嫌な気分じゃなかったし、でも…俺は男だから男を好きになるのは無理だ! 俺もグルと親友になれたのはうれしいしな!

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