私も異世界にきたよ〜
ある日の朝
?「はぁ…お兄ちゃんから連絡はない…か
どこいったんだろ…」
携帯を見ながら少女ーー結依はつぶやいた。
1週間前から兄ーー弦が行方不明なのだ。
毎日連絡を取り合ってる仲のいい兄妹だったが突然弦から連絡が途絶え結依は弦のことを探し始めたのだ。
結依「…お兄ちゃん…会いたいよ…ぐすっ」
目尻に涙をためながら今日も結依は弦を探し始める。
結依「ううん…私がこんなんじゃダメだ!
ちゃんとしないと!」
結依は涙を拭き、外へ出るためにドアを開けた。
?「……ぐすっ」
結依「……はい?」
するとそこには少女ーーアルカの姿があった。
何故か今にも泣きそうだったので結依は家にあげ、事情を聞くことにした。
アルカ「あ"り"が"と"う"ご"ざ"い"ま"す"…!」
結依「い、いや……そんなに泣かなくても…」
アルカ「…結依さんはお兄さんーー弦さんを探してるんですよね…?」
アルカがそういうと結依の目つきが変わった。
結依「アルカさん! お兄ちゃんの場所知ってるんですか!?」
アルカ「……はい」
結依「どこにいるんですか!?」
アルカ「異世界です」
それを聞いた途端結依は唖然としている。
結依「……んん?」
アルカ「だから異世界です」
結依「…えぇぇええぇえ!!」
アルカ「それはそうと、結依さん
弦さんの所に行きたいですか?」
結依「行きたい!」
結依の答えが速すぎるためアルカは驚いている。
アルカ「わかりました
その前に持っていくもの用意してください」
結依「うん! わかった!」
結依はリュックサックにお菓子、携帯充電器(日光でも出来る物)水筒、弦の服、自分の服を詰めた。
アルカ「それは私からのプレゼントです」
アルカが結依に渡したのは綺麗に輝く、赤紫色の結晶のネックレスと1冊の本だ。
結依「これは……?」
アルカ「結依さんがピンチになった時このネックレスが力を与えてくれます
この本はあっちの世界の種族一覧とか魔法の種類が載ってるよ」
結依はネックレスを握りしめ、本を鞄に詰めて異世界に行く準備を済ませた
結依「アルカさん! 準備できました!」
アルカは「了解です」と言うと弦を送った時と同じように呪文を詠唱し始めた。
アルカ「《我が聖なる力よ・世の理の下に・あかりをしめせ》!」
結依は瞬きをすると家から大自然の真ん中に飛ばされたことに気づいた。
結依「おぉぉー! お兄ちゃん待っててね!
私も異世界にきたよ〜!」
このあと、弦と合流をするがそれは次の話で…
10話おわり!




