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平成の騎士団  作者: 青原 樹
序章
6/146

伝説の最強騎士団

 1989年。この年、二つの重要な決定がなされた。一つは、新しい元号が『平成』だということ。もう一つは、かつての日本にならい、国力を強化することだ。

 後者の実現のため、政府は、全ての中学校の制度を大幅に改変。部活動を廃止し、代わりに様々な武器・防具を用意、これらで試合をするよう命じた。全ては、かつて人間達を恐怖に陥れた、天界に住まう天使と魔界にうごめく悪魔を撃退するために。

 再び戦争を起こす気か、と反発していた者も少なからずいた。しかし、政府の懸命な説明、説得によりその反発も衰え、今では誰もが楽しく、武器を交えるようになった。


 東京の私立、七神(なながみ)中学高等学校。1986年に創立した学校だ。港区の中心に建てられ、屋上からは区全体が一望できる。

 ところが、創立して間もないこの学校が、『戦闘』で優勝し、その名を轟かせた。

 その理由は、創立と同時に入学した第1期生のうちの七人にある。彼らは生まれつき持った才能と抜群のチームワークで次々と相手校を下し、優勝へ導いたのだ。

 そんな素晴らしいプレーを見せた彼らを、人々は敬い讃えた。天使と悪魔を倒す、期待の新星として。


 そのチームの名は、『平成の騎士団』。

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