用語解説~魔法~
ここでは、全11種類の魔法を詳しく紹介する。なお、本編未登場の魔法は現段階では解説しないものとする。
『白』〜基礎魔法〜
誰もが使える魔法。自らを補助する魔法の他、簡単な攻撃魔法を使用することが可能。現代の魔術師達は、これを生まれつき持つ。
この魔法のみ『戦闘』で適用され、出場者全員が使用できる。
※技紹介
「スピードアップ」自らの移動速度を高める。『戦闘』では、使用率がもっとも高い。
レベル3では通常の4倍にまで跳ね上がる。
「シールド」障壁を生みだし、攻撃から身を守る。レベルが上がれば強度が増す。
障壁は任意で拡大縮小が可能だが、面積が大きいほど破られやすくなる。
「パワーライズ」自らの攻撃力を一時的に高める。レベル3での攻撃力は通常の4倍。
「ディフェンスライズ」防御力を一時的に高め、受けるダメージを軽減する。
「リフレクター」最大5つまで、あらゆるものを反射する板を生成する魔法。好きなようにおくこともできる。
「デトネーション」物体に爆発属性を与える。レベルが上がれば威力も増す。
『赤』〜本編未登場〜。
『茶』〜元素魔法〜
四大元素である、水、炎、土、風を用いる魔法。使用者は花坂美姫。(第8章現在)
自然に存在するものの力を借り、目的に合わせて効率よく技を発動する。逆に言えば、それらがなければ発動することはできない。そのため四つの元素を上手に扱う技術と、それを利用した戦術を編み出す頭脳が求められる。
※技紹介
「攻めの炎」炎や熱エネルギーを使い、相手に攻撃する。
「護りの土」自然の土や砂を使い、自身の前に壁を作る。
「神速の風」追い風を起こし、自身の速度を高める。これは味方にも適応され、素早い攻撃が可能となる。
「遅滞の水」
『青』〜変身魔法〜
自らの肉体を全く別のものに変化させる魔法。使用者は竜胆侑宇里。(第8章現在)
魔術師が中学生までに覚える魔法の一つだが、侑宇里はこれを応用することで髪や瞳、さらには雰囲気までもを変化させ、全く別の容姿に変身する。さらに生命力を消費することで、動物などの人外にも変身できる。
このように非常に便利な魔法だが、偽造や悪用される危険性もあり、魔法の伝授に否定的な意見が多い。
『黄緑』〜治癒魔法〜
生命力を満たし、怪我や病気の回復をサポートする魔法。使用者は花坂藍華。
あくまで「生命力を満たす」ための魔法であり、怪我や病気に直接作用するわけではない。
『緑』〜本編未登場〜
『紫』〜召喚魔法〜
実在する小動物を召喚し、使役する魔法。使用者は花坂美姫、悠斗、藍華。
『橙』〜幻影魔法〜
対象者に幻を見せたり、精神を混乱させたりする魔法。使用者は???。
相手に見せるほか、自らに暗示をかけるように使用することもでき、潜在能力を発揮させることがある。だが強制的に解除する方法が橙魔法にはなく、一度発動すれば一定時間がたつまで終わらない。
『黄』〜光魔法〜
天界に住まう者達が使用する魔法。使用者はアスナム、シュラウスなどの天使全員。(第8章現在)
雷をまとう攻撃が多い。
※技紹介
「サンダーバレット」雷をまとった光弾を放つ。親指を立て人差し指を相手に向けた状態を維持しないと放てないが、充填時間は短く使い勝手が良い。
『青紫』〜闇魔法〜
魔界に巣くう者達が使用する魔法。使用者は鎌野秀一。(第6章現在)
魔界の住人達の栄養源となるのは、地界の人間の魂。この魔法は「どうすれば最小限の労力で魂が得られるか」を追求した際に生まれたものである。
また、その禍々しい性質や技のために、人間で使用する者は一人もいないのも特徴の一つ。
※技紹介
技の発動の共通点として、名称ではなく、固有の呪文を唱える。
「ブレイク」魔法陣から突風を発する魔法。呪文は『カサラ』。威力は無に等しいが、変身魔法や召喚魔法などの効果を打ち消す能力がある。
「ハクム」
「ロストタイム」時間の流れを極限まで遅くする魔法。呪文は『アルワクト・アルダイヤ』。
『黒』〜黒魔法〜
鬼神が生み出した魔法。使用者は柊香帆、剣崎翔陽。(第8章現在)
上記で紹介した魔法をひとつにまとめた、特定の魔術師のみが使用できる魔法。全ての魔法を操り、なおかつ地界の守護者である鬼神に認められて初めて、黒魔法を行使する者、すなわち「黒魔術師」と呼ばれるようになる。