用語解説〜共通項目〜
『三つ巴の戦い』
紀元前10世紀、ヨーロッパにて勃発した大戦争。この物語における全ての発端。
大空の果てからやってきた天界軍と、大地の底から這い上がってきた魔界軍。この二つの軍が、人間の住む地界を我が物にしようと侵攻し、各地で攻撃を開始。僅か数ヵ月でヨーロッパの大部分を制圧した。
これに危機感を抱いた人間達は、一時的ではあるが国同士で結束を強め、天界軍と魔界軍に強く抵抗。50年という長い闘争の果て、遂に両軍を退けることに成功した。これ以降、国ごとに天界軍と魔界軍に対抗するための軍隊が設けられ、襲来に備えている。
『戦闘』
1989年に開始。毎年一月に開催される。国力の強化を名目に部活動を廃止し、上記のシステムを導入した。ルールは以下の通り。
一チーム5人から10人まで登録可能。
このうち試合に出場できるのは五人。
体力制で、一人につき100。
試合時間は10分。
この短い時間の中、グローブやハンマーなどの武器を用いて体力を削り合う。
次に該当するチームを勝利チームとする。
1、時間内に相手チーム全員の体力を全て削る。
2、戦闘終了時、生き残った人数が相手チームより多い。
3、生き残った人数が同数の時、全員の体力を合計し、その値が相手チームを上回る。
2018年までは防具を身につけて試合をしていたが、2019年にそれを撤廃。
『魔術師』
広義では、魔法を操る人々のこと。『天使』『悪魔』もこの部類に入る。狭義では、人間において魔法を操る人々のことを言う。ここでは、狭義について解説する。
常人を遥かに越える能力を持つ人々のこと。その数は、世界中に数十万、日本だけでも数百人程いるとされているが、知られていないだけでさらに多くの魔術師が存在するのでは、とも言われている。
魔術師には、すぐにそれだと見分けられる特徴はなく、見た目は、いたって普通の人間。そのため、素性さえ隠せば、仕事をすることも、家庭を持つことも何不自由なくできる。
『魔法』
主に魔術師が使う摩訶不思議な力のこと。
誰もが持つ、生きるために必要な力「生命力」。これが豊富な魔術師達は、それを消費することで数々の魔法を放つことが出来る。
生命力を消費して魔法を放つ。つまり、魔法を使うためには「自らの命を削らなければならない」。それ故魔法を使いすぎると、生命力を消費し尽くして死んでしまう。