僕が初めて恋した人 〜高校生編〜
これはノンフィクションです。
わたしが学生時代に体験した恋愛模様をほぼ事実に則ってアレンジして書いた物語です。
もしかしたら文章?文面?がわかりづらいかもしれませんがご容赦ください。
さすがに実名は伏せさせていただきます。m(._.)m
※約1.5割りほど盛りました。※
初めて彼女の事が好きになったのは高校2年生になった時だった、クラス替えて変わった教室の生徒達の中に彼女は混ざっていた、いや、僕からしたら彼女1人しか見えなかった一目惚れだった。
お世辞にも綺麗とはいえないが、僕にはとても可愛らしい子に見えて、10人中3人くらいは振り向く感じの子だった。
すぐにでも告白したい衝動に駆られたがそれは断念せざらなかった、僕は人見知りなんだそれも極度の、しかも昔から虐められてきたから人嫌いだし。
正直僕に集団行動は無理なんだ、性格は寂しがり屋の1人好きだが出来れば部屋に篭っていたい、だけど親に迷惑をかけたくないから無理に頑張った、表面上は何気ないフリをして。
それから毎日血反吐を吐く思いで過ごした、時には橋の上でここから飛び降りたら楽にならないかなっと思ったこともある、実際にビニールハウスの梁?に紐を結んで首を吊った事もある、もちろん失敗したけど。
そんな毎日を過ごす僕だけど学校で彼女を見ることや用事で向こうから話かけてくる事だけで満足だった、いや、たまに夢想する事はあった、彼女と付き合ったらどうしようとか、可愛らしいものだろこれくらい?
集団創作の一緒のグループでセロファンを使用したステンドグラスを作った時は楽しかったな、僕は手先が器用だったからリーダーとしてみんなを纏めて進めて行ったっけ、彼女の近くにもいられてあの時が一番ドキドキしたと今では思うよ。
秋の体育祭ではあまり彼女にアピールできなかったな、周りが早すぎだ!別に僕が遅かった訳じゃないが全体の真ん中の上、中の上、普通だ!まぁ〜クラスの優勝に貢献できてはいたから多分大丈夫かな?
そんなこんなで1年が過ぎ、あれは僕が高校三年生になった時だった、高校三年生にもなれば思春期もピークだ!
ある日、僕は我慢できずいつもよりも朝早くに学校に行って何度も戸惑いながら彼女の下駄箱のロッカーにラブレターをそっと入れた!
だけどその日彼女からの返事は無かったんだ、1日が経ち、2日が経ち、3日、4日、5日、そして1週間が経ったけど彼女からの返事は無かった。
あとで友達から聞かされた、彼女はラブレターを受け取り中身を見て困惑したそうだ、それはそうだ僕みたいな男からのラブレターじゃ普通は困惑する迷惑だろう、お世辞にもイケメンとはいえない、ブスではないが良くてゲームにいるモブ程度だろう。
ふと、疑問に思う事はある?どうしてこの話しを友達の君が知っているのかという事を・・・聞けば彼は彼女から相談を受けたそうだ、っで、女友達とも相談して僕からのラブレターを鋏で細切れにしてゴミ箱に捨てたそうだ。
僕は衝撃を受けた!せめて付き合えないのなら一言断りを入れてくれたらよかったのにと、いつ、彼女からの返事が来るのかと待ってた僕の滑稽な姿はなんなんだろう。
それからすぐに僕を慰めてくれた友達と彼女が付き合い始めたと噂で聞いて、僕はまたも衝撃を受けた!
僕は知らなかった彼も彼女を狙っている事に、しかも友達だと思ってた彼に彼女を取られていたなんて、彼女の事で今まで相談を受けてくれていたのはなんだったんだ!振られた時にあんなに慰めてくれたじゃないか、あの時君は僕を心の中では嘲り笑っていたというのかい!
僕に2度と彼女への恋心を抱かないように、あたかも彼女が言っていたという僕の悪口は君の悪口なんだね。
僕を慰めている間に彼女の相談と称して彼女にアプローチしていただなんて、そんな事も知らなかったなんてなんて僕は愚かなんだ!
僕はなにも信じられない友情も愛情も信頼もそんなものは砂浜に書いた文字のようじゃないか、儚く消え去る波間のようだ。
その日以来、僕は彼を友達として見ていない、家にも遊びに行かなくなった、それからしばらくして高校を卒業したが彼とは以後連絡を取る事は無かった。
書き終わってから昔を思い出して涙が出てきた。
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