聲。
掲載日:2015/06/20
聲を聞いて心が震えたのは、気のせいじゃない。
なんとも言えぬような期待に胸がたかなったのは、
気のせいじゃないはずだ。
それを見上げて、雲。
そうか、
あぁ、夏が来た。
夏が運ばれてきた。
この胸の高鳴りはこの夏、果たして何に変わるのだろう。
この夏にどれほどのドラマが起こり何に変わるのだろう。
目を細めて木々のせせらぎを聞いた。
何も起きていないのに、僕はドキドキしている。
こいつの正体は、どいつ?
きっとそれは真似できないほどの
蝉の聲。




