第1章17話
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レブルはかつて第1防衛ラインだった所に到着する。キリサメとチャイナドレスを着た女が倒れている。そして、目の前には鎧達。数は5であろう。先頭の鎧は少し装飾されているから他のとは強いのであろう。
この兵器、鎧って呼んでるけど正式名称が何か分からない。ミリアなら知ってそうだけど……。そんな事を思いながら鎧を見ていたら頭に「カルディナ」と刻まれていた。そして、先頭のは「カルディナⅡ」と刻まれている。
俺はキリサメに声をかける。
「良くやったキリサメ。後は俺に任せろ」
そう言い終わるとカルディナ達の方を見る。そして、リボルト・ボウを構える。先ずはカルディナⅡに狙いを定める。
そして、弓矢をセットして引く。魔力が働いて、軽い力で弓が引ける。そして、弓矢を発射させる。弓矢は超高速で飛んで行き、カルディナⅡの腕を貫く。
カルディナ達はレブルを脅威と認識したようだ。大剣持ちと槍持ちが攻撃してくる。
レブルはそれを回避する。だが、弓を引くタイミングが掴めない。
俺は足に魔力を溜めて回し蹴りを食らわす。だがカルディナはそれをガードして受け止める。村に来る前と戦った奴とは違う。だけどガードした時に隙が出来た。俺はカルディナに向かって弓矢を発射させる。弓矢は頭部を貫く。
そして、そのまま胸に腕を突っ込む。そして、中にあるクリスタルを引っこ抜く。
鎧は膝をついて倒れる。背後から別のカルディナが槍で攻撃してくる。
レブルは戦闘不能にしたカルディナを踏み台にして跳ぶ。そして、空中で振り向きながらカルディナの頭部に蹴りを食らわす。カルディナは少し怯む。そして、カルディナの肩を足場にして弓を引き、弓矢を放つ。弓矢は喉に当たる。レブルは右腕に魔力を溜めて、胸を殴る。胸の部分は大きくへこんでカルディナは停止する。
残りカルディナ2体、カルディナⅡ1体。その内、武器は大剣持ち2体、槍持ち1体。カルディナⅡが大剣を持っている。そして、左右に大剣持ちのカルディナ、正面に槍持ちカルディナがいる。レブルは空に跳ぶ。そして、ブラストクリスタルをセットし、リボルト・ボウブラストモードに変える。
そして、カルディナ3体の中心に弓矢を放つ。弓矢は着弾と共に爆発。
レブルはアブソリュートゼロクリスタルをセットしてリボルト・ボウアブソリュートゼロモードに変える。そして、それぞれのカルディナの足元に放つ。
足元は凍り付き、そのまま脚部も巻き込む。カルディナの下半身は凍り付き、行動移動出来なくなる。
移動力を完全に失ったカルディナは必死に氷から脱出しようとしている。
レブルは大剣持ちのカルディナを狙い、胸に手を突っ込む。そして、クリスタルを取り出す。カルディナ1体が機能停止となる。
そして、そのまま、流れる様な動作でカルディナⅡの胸からクリスタルを取り出す。
最後のカルディナに狙いをつける。モードはノーマル。何もつけていない。だがレブルは弓に魔力を流し込む。そして、レブルは弓矢を放つ。
弓矢は速度を増して、飛んでいく。
弓矢は風を切り、高速で飛び、威力を増しながら飛んでいく。
弓矢はカルディナの胸を貫く。胸に巨大な風穴が開き、カルディナは膝をついて倒れる。これで全てが終わった。
戦利品はカルディナのクリスタル3つ。レブルはカルディナのクリスタルをウェストポーチに入れる。
レブルの息が少し乱れている。レブルは直ぐにキリサメの元へ向かう。キリサメに傷と言った物は無く、骨が折れている様子は無い。だが、汗は滝の様に流れている事から疲労によって倒れたと分かる。
レブルは胸を撫で下ろすとキリサメを担ぐ。少し重い。オーガは普通の人間の身長は2倍近くとなっており、体重もバカにならない。
レブルはキリサメを担いで村の方を向く。だがレブルは1番警戒するべき者を忘れていた。レブルは心の中で勝手に決めつけていた。だが、その決めつけが戦いの場ではそれが命取りになると知らなかった。レブルは大きな能力に見合う程の経験が無い。
レブルの背中に衝撃が走る。その衝撃でキリサメを前に落としてしまう。レブルは振り向こうとする。だがレブルが振り向く前に鳩尾に強烈な蹴りが入る。
その蹴りにはレブルも耐え切れず、うつ伏せに倒れる。そして、薄れ行く意識の中、立つ者。赤のチャイナドレスを着た女がレブルの耳元で呟く。
「これからよろしく。レブル君」
その言葉を聞いて、レブルの意識は完全に途切れる。
第1章ウィズダム編完結!!
次回から第2章に入ります。
そろそろ、用語解説とか人物紹介は作った方がいいですかね?
次回は明日に投稿します。