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リアルの憂鬱。

このお話には、予定とかが全くありません。

気まぐれで思いつくままに書くので、文章が滅茶苦茶ですが、それでも暇つぶしに目を通してくださればと思います。

(追記)※行き当たりばったりなので、しばしば文章が矛盾します。気付いたときに修正していますが、見つけたらなま暖かい目で教えて下さると嬉しいです…。

暗い夜道、ちらちら降り注ぐ雪を、私は見上げる。

世界は不変で、普通で、面白くはない。


24時間営業のフードセンターのロゴの入ったの買い物袋をがさがさ鳴らしながら、私は歩いていた。

暗くなった夜道、お母さん、いや、大人の人だったら、きっと女の子がこんな時間に歩くんじゃありませんーとか言われそうだ(お母さんは都会の夜を一人であるいた事なんてないから、そんな事言わない。田舎の夜は危険なんて凍った道路位な物だ)が、普通の人は襲ってこないし仮に襲われてもなんとなく逃げられると思うし、何より、私はこの職場から家までの帰り道が危険だとは思わなかった。


だって、いつも通りだし、よっぽど運が悪くなければそういうモノには出くわさないはずだ。


そう、その時の私は、それを信じて疑わなかった。

それは、もう少しで日付が変わる真夜中のこと。



疲れたなぁ。

ここの所、忙殺されているとしか言えないこの状況。

そもそも、居酒屋は、12月、1月は忘年会から新年会と宴会の数が膨大に膨れ上がる。

私のバイト先の居酒屋も例外ではなく、むしろチェーンの中でも大きな店舗なのでその忙しさは半端ではない。

これも、もう少し…2月になったならきっと緩和される。

それだけを希望に、今日も元気に13時間労働だ。今日は休憩が15分とは言え取れたから、まだまし。


その2月は貯金をしてから余ったお金で少し服を買おう。髪も伸びてきて、いい加減ウザったいところだったし、こっちも切ろう。

元気に13時間労働を週6で続けると、いくら安い時給でも15万以上は貰える。


そして来るべき、3月、4月の卒業、新入パーティの群にそなえる事にしよう。


あれらは主に若い学生の群なので、やたら飲むし、食べる。

そして、学生等は予約もなしに20人だのの人数でバカみたいに押し掛けてくることもあるから油断ならない。…別に全ての学生がバカだとは言わないが。


学生は体力があるからやたら長い時間飲み明かすことが出来るので、3、4次会辺りでべろんでろんな彼等が予約をしてから店に入る、と言う手間を思い出すことの出来る人は何人居るだろうか、と言うことだと思う。


要するに、酒に酔うと、人間は皆バカなのだ。


大人になるとバカはけ落とされる。…私のように。

賢い事は、兎に角疲れるのだろう。だから酒を入れて、一時的にバカになる。

そうすると、きっと楽になるんだと思う。私は初めからバカだから酒は必要ない。


そう思うと、とても経済的な女だよなぁ。

女なのだし、綺麗な服を来たいし、髪だってある程度は綺麗にしたい。

…けど、言うほどお洒落にはあんまり興味はないし、男もいらない。


と、言うのも私は大層な隠キャコミュ障だからだ。

世の中を回しているのは大体は陽キャコミュ力お化けなのだから。


姉は父の誰にも負けない強い負けん気を持ちながら柔軟で立ち回りが上手く、要領の良さを受け継ぎ、そして母には、明るさと、お洒落をすれば光るだろう可愛い顔立ちを貰い、大層な田舎ギャルへと育ち、早々に結婚をして子供を儲けた。


対して私は父に似たのは要領とかではなくねちねちした嫌みっぽい考え方と、顔色の悪い物語の典型的な悪役(具体的に言うとア○ジンのジ○ファーと言われて納得してしまう顔つきだ…あそこまで凹凸無いけど。)の様な父に似ていると言われる悪役顔。(顔色は父よりは良いと、自分で思っている!)

そして、母から貰ったのはビビり体質と、それから、致命的なまでの要領の悪さだ。


正直言って世の中コミュニケーションができる奴がシゴデキとか言うものになれるわけで。


こんなコミュ障がまともに働けるわけもないはずで。


「はぁ。」

私は冴えない。

ゲームと合唱と、絵を描くのだけが私の趣味だ。

音楽や二次元の世界だけが、私の悩みをきいてくれる。


友人に愚痴を話すこともあるけれど、それだって、ぶっちゃけこんな性格ブスな私の事、腹を割って話しなんかしたら嫌われるだろう。

だから、ちょっとだけ話して後は忘れてしまうに限る。

どうしても悩みを聞いて欲しい時は絵を描く。

私の話を聞いてくれるのは真っ白な紙だけなのだ。


真っ白な紙の上に、リアルはいらない。


魔法も、剣と銃が混在することも、永遠の愛も命も、獣が喋ることも、私の大好きな龍やドラゴンだって、真っ白な紙の上でしか存在できないものだ。


そんな素敵な物があるのに、どうして、リアルなんてどうして入れる必要があるの?私には理解できない。

それを使わないなんて信じられない。


彼等の世界に行ってみたいと、思うけれど。

それでも、よっぽどの事がない限り、どの世界でも私は私。どうせなにをしても冴えないんだろう。

私だって言ってしまえばリアルな存在。幻想にはなり得ない物だもの。


もういいや。疲れるといつもこう、文句ばかりだ。

今日は早く帰って、早く寝よう。

明日も、朝の10時に出勤なんだから。



そう思って私はぐっと足に力を入れる。

ここからはすってんころりん必須のデットゾーン、ブラックすぎるアイスバーンだ。

ここ、昼間は日が当たるから雪が溶けて、真夜中になると雪解け水が見事に凍り付いてしまう。

がたがたならまだしも、人が大勢通るでかい大学の横の通りなせいかまっ平らなのがここの恐ろしいところ。

故に、私はここを第二デットゾーンと呼んでいる。

因みに、第一は故郷の高校横の除雪済み急カーブだ。除雪した後も、実は以外と滑るのが雪国と言うものだ。

…それはさておき、おぉぉ!滑る!!乙女としてどうなのか、って位足開いて踏ん張ってるのに横に流れていく!!すごいぞ、今日のデットゾーン!!?


「ふぉ!?」


その時、私の体が傾いた。

あぶないっ!と、咄嗟にこの23年間雪国育ちの絶妙なバランス感覚と、以外といい運動神経を使って傾いた体制を直そうとする。

なんとか前のめりで私の足は大地についたが、その場所もデットゾーン。

当たり前のように滑った。


「ぉお!?」

第二回目のスリップにも、私は諦めない。

ふぬっ!!と乙女らしからぬ声をあげて体制を戻そうとする。


普段なら、二回も滑ったら転んでしまうのが普通だった。

だと言うのに、今日は運が良いのか前に一歩進んだ事でなんとか保った。


と、思った。



「ふぉぉぉおおおお!!???」

と思ったのに、今度は浮いた。

え、滑って転んだはずが浮くってあり得ない!!!


あれ、なんか地面光ってね?

とか思ってる内に私は光に連れられていった。

次からいよいよトリップです!

主人公はまぁ幸せな普通の人だと思います。

ただちょっと人間不信なだけなのです。

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