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Episode4 反撃

 初戦闘回ですかね。それではご覧くださいませ。

「KEmo」

 Magicianが光弾を放つが無駄である。直線的にしか飛んでこないなら避けるのは簡単だ。紅崎の武器は剣、届くところまで近づいて斬るだけのみだ。

「はあああぁぁぁぁ」

 ギインッ、ザクッ!!という斬り裂く音と共に弾き飛ばす。


『奴はアルカナムでも弱い方だからな。この位当たり前だ』

『ちょっと待て、あれで弱いってことは他の奴らはどんだけ強いんだよ。というか後何体いるの?』

『アルカナムは大アルカナをモチーフとしている。したがって計22体。それと奴−No.1・The Magicianの正位置は起源、逆位置は混迷だ。今の悠一にお似合いだな』

『うるせーよ。それよりもこのまま倒れるまでずっと斬っている訳にはいかないだろ?どうすりゃいいんだ?』

『腰に付いているケースを開けろ。そこに他のカードがある筈だ』


 腰のケースを探ると柄があるカードが1枚出てきた。それにはNo.8・Strengthと書いてある。


『これでいいのか?』

『そうだ、それはNo.8・Strengthだ。封印が解除されていない、数少ないカードだ。意味は正位置が強固な意志や勇気、逆位置が他人任せだな』

『なるほどね。で、こいつをどうすんだ?』

『剣にカードをスキャンする部分がある。そこにカードを読む込ませろ』


 スキャンする箇所を見つけ、カードをスキャンする。


「Approve Strength」


 スキャンすると音声が流れた。それと同時に剣が一瞬光る。


『どうだ、力が湧いてきただろう?』

『確かに、これならいけるな』


 そう言うと紅崎は駆け出して一気に距離を詰め、

「ふっ飛べ!!」

 Magicianを殴り飛ばす。3メートル程飛んでいったMagicianを見れば、胸部のところに刻印が浮かんでいた。


『悠一、無地のカードがある筈だ。それで封印しろ』


 無地のカードを見つけ出して、Magicianに向けて投げる。飛んでいったカードはMagicianに付くと発光した。光が収まるとそこにはNo.1・The Magicianと記されたカードが落ちていた。


『封印完了だ。初陣にしてはまずまずといったところだな』

『はぁ、そうですかい。けど、これからこんなのと闘い続けるとなると辛いな。かなり疲れたぞ』


 そんな事を考えて憂鬱になっていると、遠くからサイレンの音が聞こえてきた。周囲はかなりヤバイ状態になっている。そんな所にいれば、すぐにお巡りさんと一緒に警察署までドライブすることになるだろう。

 それだけは避ける為に、紅崎達は戦略的撤退をした。


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