※ギャルです。
第7話です。
※物語を更新します。
住宅街にある、人気のない家の近くの公園。
「えっと、名前。教えてくれる?」
「……」
(ギャルだ。)
「…ギャルだ。」
ギャルです。
「……え?」
「あ、ごめん。えっと――」
頬をかく。
「鳥羽 康太。」
「へぇー。康太か。」
(下の名前呼びやっぱり――)
「ギャルだな。」
「はぁ?」
瑠衣の顔がㇵの字になる。
「ひぃ!?」
「言っとくけど、今時これ、普通だから?って言うか、ギャルってもう死語っしょ?」
「え?そうなの?」
「…康太さ、顔は良いんだから、あんまそう言うおじさんっぽい?言葉使わない方が良いよ?」
「あ、すみません。」
(……なんでギャルに怒られてるんだ?)
「ん?でも、今褒められた?」
「ん?顔は良いよって褒めたよ?」
「あ、そう。」
「うん。顔は良いと思うよ。」
「……」
顔が熱くなる。
「やっぱ、可愛いな。おい。」
瑠衣はボソッと呟く。
「てか、要件ってそれだけ?」
「あ、えっと。」
瑠衣の目が丸くなる。
「あの、私見ちゃったんだ――」
瑠衣はスマホの画面を見せつける。
「――これ、康太だよね?」
「…うん。さっきまで働いてたんだ。」
「……やっぱり。」
瑠衣は肩の力が抜ける。
——だが
「それで、そんな写真を見せてきて一体何がしたいの?」
(……やっぱり兄さんに来てもらおう。)
スマホを持つ手に力が入る。
「ど、どういう事?」
康太の口から空気が漏れる。
「…それ、脅しでしょ?」
八神の目が点になる。
「ち、違う!そういう事じゃないの!」
「じゃあ、何…?」
(どうせ、ろくでもない理由だ。)
「私は、ただ――」
――――
人通りの多い、街灯の多い駅前。
「それじゃあね。」
瑠衣は微笑む。
「うん。その、ごめん。」
「ううん!私も、疑われる事したし!」
「まぁ、それはそう。」
「あはは…」
彼女は駅のホームの方に歩く。
「また明日、康太。」
「う、うん。八神さん。」
ボーっと見つめる。
クラクションが鳴る。
「康太!」
「兄さん?あれ?仕事は?」
「とりあえず、車の中に乗れ。」
「う、うん。」
―――
静まり返る車内。
「……仕事大丈夫なの?」
「終わらせようと思ったら、すぐ終わらせられるさ。――それに」
「弟の事の方が大事さ。」
兄の目が優しくなる。
「ありがとう。」
「そこは大好きって言ってほしかった。」
「…そういうとこだよ。」
「どういう事!?」
「何でもない。」
溜息を吐く―――が
康太のが頬が少し緩む。
「そんな事より、大丈夫か?」
「ううん。……友達だった。」
(で、良いよね?)
兄の目が鋭くなる。
「…変な事されてないか?」
「……」
「康太?」
「うん。」
「本当に、大丈夫なのか?」
「……を」
「ん?」
「連絡先を教えた。」
――メッセージが一件入りました。
―――
※新規メッセージを作成します。
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




