※――見られています。
第6話です。
※物語を更新します。
店内を照らす光が消えたカフェ、の奥。
「それじゃあ、僕帰るね。」
「またよろしくな。」
「次は普通の格好でね。」
兄の目が死んでいく――
「あぁ。普通の格好で、な。」
「ふーん。」
「……時給、倍。」
ボソッと呟く。
「……まぁ、良いか。」
「よし。」
兄の拳に力が入る。
「そんじゃあ、後でね。」
「11時くらいに帰るって、母さんに言っといて。」
「わかった。」
扉を開ける。
「うわ、真っ暗だ。」
「明るい通り帰っていけよ。」
「女の子じゃないんだから。」
「いや、康太は女の子よりか弱い存在だ。」
「……〇ね。」
「辛辣!?」
康太は外に出る。
(と、言ったものも、怖いからそっちから帰ろう)
――‐
街灯が眩しいくらいに、道を照らす。
康太はスマホを見る。
(うわ…結構長い時間仕事したな。)
(でも――)
(楽しかったな。)
康太の耳が赤くなる。
「……」
後ろをふり返る。
(あれ?)
康太の歩幅が小さくなる。
「……」
(……誰かに追われてる?)
―――
人通りが少なく、街灯の少ない通り。
「……」
「……」
(……誰か居る。)
「あの!」
……誰もいない。
「いますよね?」
……誰もいない。
康太は――
歩く。
足音が、一つ多い。
止まる―――
聞こえない。
走る――
聞こえる。
(……やっぱり。)
スマホを触る。
―――
サブクエスト 追ってくる???を暴け
―――
家の近くの公園までやって来る。
「はぁ、はぁ。」
心臓がうるさい。
「ねぇ、居るんでしょ?」
「……」
「警察に連絡するから。」
(もう、兄さんには連絡してるけどね。)
「…ちょ、ちょっと待って!」
フードを被った???が近づいてくる。
「…あなたですか?」
「…ご、ごめんごめん。ほ、本当は声かけようとしたんだけど、あ、あなた……歩くの、は、早くて」
「そうですか。」
「ちょっと、息を整えさせてもらっても良いかな?」
「その前に、一つ良いですか?」
「う、うん。」
「あなた、僕を襲うつもりですか?」
スマホを持つ手が、震える。
「違うよ!?」
「…本当?」
「うん!た、ただ話したかっただけ!それだけなの!」
「へぇ~。」
(とりあえず、兄に勘違いだったと伝えておこう。)
下を向く。
「あ、あのさ。」
「何?」
冷たい目線。
「名前…なんて言うの?」
康太は、ゆっくりと息を呑む。
「……無理。」
「無理か―。」
「なんで、そんな事知りたいの?」
「え?だって―――」
フードを取る。
「同じ学校の生徒だから」
(……あ。)
「……入学式の」
「や、やっほー。」
「私、八神 瑠衣って言うんだけど、あなたは?」
「…ギャルだ。」
―――
サブクエスト 追ってくる???を暴け
クリア
※ギャルです。
「私の時だけなんか違くない!?」
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




