※チュートリアルを再開しました。
第5話です。
※物語を更新します。
「ありがとうございました。」
「…ありがとう。」
お客さんが、店を出る。
「ふぅ。」
額から、汗が流れる。
「……なんとかなったな。」
ない。
「初めての接客だな。」
「あ、兄さん。」
「どうだ?」
「うん。結構、緊張しちゃった。」
「……そだね。」
兄の目が固まる。
「どうだったかな?」
「うん?そりゃ――」
「可愛い!」
「うん、知ってた。」
康太の頬が、スーッと戻る。
「いや~、もうずっと可愛かったよ。」
「うん。」
「健気に注文取るところとか!」
「うん。」
「それで、噛んじゃって」
「……」
「オーダー勘違いするし」
「ソース聞き忘れちゃうし」
「あとねあとね――」
「うっせぇぇぇ!くそ兄貴が!」
(まったく。もう……)
兄の顔がきゅっとしまる。
「でも、大丈夫そうだな。」
「え?」
「いや、なんか安心した。」
頭に手を置く。
「ちょ、恥ずかしいって……」
「まだまだ、お兄ちゃん離れはさせないぞー?」
撫でる。
「も、もう。ちゃんと給料もらうからな。」
「え?お金あげたら撫でていいの?」
康太の顔から―――
笑顔が消える。
「〇ねぇぇぇ!!」
―――
外の街灯が、道を照らしている。
「ご馳走様。」
「ありがとうございました。」
最後の客が、帰る。
「ふぅ。」
「お疲れ様~。」
「すごいお客さんの量だったね。」
「まぁ、ここらじゃ、そこそこ人気だからな。」
「へぇ~。」
康太は外を見る。
(……ん?)
「段々と様になってたじゃないか。」
「えへへ。そうかな?」
「うん、特にそのスカートとか。」
康太の顔が、スッと戻る。
「兄さん、嫌い。」
「ひどい!?」
スカートの裾を触る。
「……てか、このスカート、ちょっと短くない?」
「そうだな。」
「だよね?」
「康太の生足をジロジロ見やがって、〇す。」
「……皿洗おう。」
「お兄ちゃんは本気だからな!」
「はいはい。」
―――
手に着いた水滴を、軽く落とす。
「兄さん、洗い物終わったよ。」
「うん、ありがとう。」
「他にやる事とかある?」
「うーん。特にないから上がるか?」
「良いの?」
「あとは締め作業とかだけだからな。先帰っておけ。」
「ふーん。」
辺りを見る。
(まだ、やる事ありそうだけど……)
「どうしてもと言うなら兄ちゃんが手取り足取り――」
「お疲れ様でーす。」
「無視!?」
康太は―――
帰りました。
――――
※――見られています。
読んでいただきありがとうございます。
次回もお楽しみに。
※物語が生成されました。




