泗
行き詰まったあげくのこんな内容です(°∇°;)
雪翼学院・集会場
「全校集会なんて考えた馬鹿は誰だい?」
「学長様に決まっていますよ」
「・・・」
「沢山居ますねー」
「うわ、人口密度が半端無いよ」
「あっついんやんなぁ、本当に」
「仕方無いだろい」
「少しは黙って居て頂けませんかね?」
「あんたらもやで」
「あ・・・!」
「ん?」
「鈴榎、如何なさいました?」
「あの女・・・」
「あの方は・・・」
「厄介なのが又増えたねい」
「はい」
「会長さん!」
「・・・っ!」
「会長さん、久しぶりです!」
バッ
「!」
「鈴榎・・・未邦・・・拓麻・・・・・・?」
「怜壱に近付くじゃないやい。あの時の約束を忘れたとは言わせないぜぃ?」
「あ・・・ぅっ!!」
ドサッ
「契約書はちゃんと御書きになられましたよね。言い訳は通用致しませんよ」
「こりゃぁ、退学やねぇ」
「ちょっ、待ってよ!その子が何したって言うのさ、先輩!?」
「そうですよ!」
「はい、ストップ。」
「え・・・?」
「放送委員会の腕章・・・」
「あんたら新入生には分からないかもしんねぇけどな。色々有ったんだよ、一年前に」
「一年前・・・」
「あの女子生徒・・・谷田と遊澤の目盗んで怜ちゃんに近付いてたんやてぇー」
「何だ、来たんだな、永前の片割れ」
「やかやしいわ、我。ちょいと黙ってんかい」
永前 朔麻
拓麻の双子の弟で図書委員会委員長。寝ている事が多く、教室には居るものの存在意義は全く無し。前髪をピンで留めている。兄の拓麻が大嫌いな我儘王子
「ちったぁ分かりやすく話しやがれ!」
廼阪 聖
放送委員会委員長で科学技術指導・政治法学科属。機械には強いが女子供には弱い。一回留年して居て皆よりは年上だが、精神年齢はかなり低い。私服登校しかしない問題児
「あんたはんが馬鹿なだけやんけぇー」
「喧しいわ、ボケ!」
「自覚があんなら言うなや、屑!!!」
「黙れ、チビ!」
「やかやしいわ、デカ!!」
バキッ
「お前等が五月蝿いでさぁ!少しは静かにしてなせえ!!」
「全校生徒がいらっしゃるのですから、落ち着きなさい」
「はーい」
「へいへい」
「反省してないみたいでさぁね、廼阪セ・ン・パ・イ」
「うわ、ムカつくな」
「はん。黙れい、この留年野郎」「出席日数が何だってんだ」
「あー。日数不足で留年したんだねい」
「馬鹿ですか?いえ・・・馬鹿ですね」
「最初の質問の意味が無いねぃ。文字数不足だけどこれは駄目だろい」
「おや。残念です」
「残念がるない」
「ま、とりあえずは。」
「怜壱、この生徒は追放するべきじゃないかい?」
「・・・・」
「追放はいくらなんでも酷いですよ」
「確かに」
「会長さを・・・」
「・・・」
「先輩、逃げんの?」
「・・・」
「その先輩に背中向けて。逃げる気満々じゃん」
「逃げるよ。逃げないと過去のことを繰り返してしまうから」
「過去に捕らわれすぎだよ」
「柚稀には分からないだろうね、こんな気持ち・・・」
「・・・」
「じゃぁね」
バキッ
「・・・っ!」
「ありゃぁ」
「勇気がおありのことで」
「ゆ、柚稀!?」
「すご・・・」
「あの怜壱を殴った・・・」
「うわ・・・」
「・・・?」
「グダグダ過去に捕らわれた気でいるのも・・・大概にしやがれ、先輩!!」
ヒュンッ
「わっ!」
「先輩、動くな!」
「無理だよ」
「始まったよ」
「柚稀ぃー(泣)」
「まぁ、いいとしましょう」
ハァハァ――・・・
「過去なんて変わらないんだよ・・・っ・・・いくら逃げたって過去なんか変えられない。変えたくても変えられない。そんなことくらい先輩なら分かるよな」
「分かる」
「過去が変わらないんなら未来を変えればいいだろ。未来なんて誰にも分からない。識らないんだからさ」
「・・・」
「いくら先輩でも未来にはかなわないだろ?」
「―――!」
「なら、先輩がこの学院にいるうちに学院の歴史にないことをやればいいじゃん。誰も生徒会長には逆らわないんだろ?」
「ゆず・・・」
「校則とか、決まりは守って。他は別に守らなくてもいいだろ」
「・・・」
「ちょいちょい、柚稀ちゃん。君、今何言ったかわかってのかい?」
「自覚がなくては困りますよ」
「へ?」
「こりゃ、わかってないねい」
「ですね」
「?」
「学院の歴史にないことなんてどうやってやる気だい?そもそも、全校生徒の目の前で怜壱を殴るかねぇ、普通」
「あ・・「喧嘩なんてどこでやっても一緒だよ」
「怜壱?」
「僕が悪かったし」
「先輩何いっ「喧嘩はどこでやっても一緒。」
「怜壱が言うなら」
「これは喧嘩ですね」




