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ネオンの小部屋で待ってる

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

非常に官能的な恋愛+R15です。

まだ完成形じゃないので、飽きるか、納得するまで書きます。

苦手な方はご注意下さい。

彼奴が頻繁に官能小説を投稿する時は、大抵人肌に飢えている。誰よりも男性恐怖症で、接触恐怖症な癖に、口吸いを、抱擁を求める。生身の接触をこうして満たしにかかる。だから俺はチャット文に一言こう述べた。

――ネオンの小部屋で待つ。


それから数時間後の事、牛乳瓶の底のような眼鏡を掛けた、一つ結びの女が現れた。化粧っ気は無い。服は黒一色。両手に巨大な鞄を持っている。兎にも角にも地味で色気のない姿だった。

女は黒い双眸で此方を一瞥すると、端的に『今日は私が持つ』と言った。

そうしてライトの着いた部屋に入ると、持っていた手荷物を端に寄せ、さっさと浴室に逃げ込んだ。そうして聞こえる、水音、泡音、轟音。そうして衣類を纏う衣擦れの音。全ての音が終わった後に出て来たのは、黒のイブニングドレスを着た女だった。分厚い眼鏡は外されて、腰まである髪は水を吸って煌めく。先程の地味で色気のない女の姿は何処にもない。あるのは夜会に参加する淑女だった。

女は足早に此方まで間合いを詰めると、気だるげに一言。

「悪いね。待たせたわ」

「別に。でもどうせすぐ剥くのに、無駄じゃない?」

ベッドに腰掛けた女を見ると、眉間に皺を寄せて、さも不機嫌そうに此方を睨む。どうやら地雷を抜いたようだ。

「女心の分からない奴だね。顔だけで女食ってんの?」

そう言って箱のような物から円柱を一本飛び出して、口に咥える。此奴は禁煙主義だから、口に咥えたのはたのは、恐らく菓子の類いだろう。俺の視線に気が付いて、箱を押し付ける。

「そういうお前こそ、また男食ってんの?」

「人聞きの悪い。私は潔癖症なんだ。それはお前がよく知っているでしょうに」

一本貰うも口に咥える真似はしなかった。それよりももっと吸いたいものがある。彼女の口に挟まったラムネ菓子を引き抜くと、唇を合わせる。腰に手を回して引き寄せて、上から体重を掛けると、首周りにしがみついて来た。

「よく言うよ。アバズレの癖に。前会った時から何人と寝た? 投稿頻度から察するに一晩に一人か。それでも結局俺の元へ戻って飢えを満たす癖に」

「やっぱ空想の中だけじゃ満ちないわ。現実で体験しないと」

別に此奴が誰と床を共にしようと知ったこっちゃない。明日朝を共にするのは俺じゃないかも知れない。そんな事はどうでもいい。だって互いに都合の良い関係だから。


ぐしゃぐしゃになった髪のまま、適当に纏った衣類をそのままに朝日を眺めた。酒焼けした様に喉が痛い。昨日、録に水を飲まずに事に及んだから。

ベッドに彼奴の姿は既になく、目の前のソファに座っていた。長い髪は未だに乱れたまま背丈に滝を作っている。

回り込んで隣に腰掛ける。顎を抑えて此方を向かせると、化粧品片手に此方を睨む女の目。

「お、化粧してる」

「私がしてちゃ、おかしい? 本当、女心の分からない奴だね」

舌打ちをしながら、顔に色を乗せていく。残るのは昨日の焼け崩れた甘い雰囲気と、草臥れた視線だった。何もしなくともそれなりに色気があるのだ。それを知ってか知らずか、言うも地味な服を身に纏う。

「今日、空けといたから。そこら辺、ぶらぶらする」

どうやらデートするつもりらしい。

浮かんでいた単語は、

ライブハウス、アルコール、ファー、マイク、キス、です。

仕事中に台詞も浮かびましたが忘れました。

( ・᷄д・᷅ )な顔して記憶漁ってます。


接触恐怖症で、男性恐怖症の癖に、人並み以上に欲を持った作家のお話。

作家であることを利用して、空想の中で欲を満たしてます。

でもそれが我慢の限界迎えた時に、相手が撒いた餌に掛かりいくお話。


作中の好きな台詞は勿論ありますが、恥ずかしいので割愛。

暗い部屋で輝くものが好きです。

そこでイチャつくの話が好きです。

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