第2章 レベルの価値ってなに? 第1節 魔物の素材の価値
俺たちは次の街を目指すために旅をしていたのであった。その間であった魔物と戦ったり、野宿をしたり、いろいろなことをしたのであった。
「あ~こうも魔物が多いと嫌になってくるよな~。」
「なにをいってるのよ。災害級の魔物を簡単に倒すし、遭遇したら絶対助からないような魔物まで簡単に倒してたじゃない?」
「あ~そんなに凶悪なレベルだったの?簡単にやっつけられたから適当に戦ってた。」
俺は自分が強くなりすぎていたのを自覚していた。なのでどんな敵がきてもスローライフを送るかのように旅をしていたのである。
「次の街にも冒険者ギルドあるからそこによっていこうね?」
「ああそうだな~一応魔物からでた素材もばらして馬車につんであるから、それを売りさばいていこうぜ。」
ルナは次の街にある冒険者ギルドに行くことをきめていたのであった。
「そうね。災害級の魔物とかとにかくレアな素材ばかりだからきっと大金がまた入るでしょうね。」
セニーニャは目を輝かせて言っていたのであった。
「そろそろ街につきますよ。交通手形と各自のギルドカードを用意しておいてくださいね。」
ルナは街がみえてきたことを俺とセニーニャに伝えたのであった。
街の番兵に通行手形とギルドカードを俺たちは提示して、街の中へと入っていったのであった。
「おお!すごいな!いろいろな露店とかでてるぞ!」
「そうでしょ~?ここはね貿易都市なのよ?海外とか隣国の品物とか、とにかく珍しいものがいろいろと手に入る街なのよ。」
「商人の街っていうわけか!なんだかわくわくするぞ!」
最近刺激がなかった俺にとっては新鮮な光景を目にしていたのであった。
「そうね。ここは王都と同じくらいの規模だから第2王都ともよばれてるのよ?」
「へぇ~そりゃすごいな!」
「そろそろ冒険者ギルドに到着するから、ツカサとセニーニャはギルドの依頼をみてきてくれるかしら?」
ルナは素材を積んだ馬車をギルドの管理している馬小屋に止めにいったのであった。
「さてとどんな依頼がいいかな?セニーニャはどういう系の依頼がいいんだ?」
「そうね~。ああこれどうだろ災害級の魔物討伐とか。」
「魔物討伐はさすがに道中で狩ってたからあきたな。」
「でも残ってるのって結構しょぼいのばかりだよ?内容と金額がつり合い取れない。」
「そうか。じゃあしょうがないな。魔物討伐の依頼を受けるか。」
「わかった!じゃあこの依頼書受付にだしてくるね!」
一方ルナは馬車に積んであった魔物の素材を冒険者ギルドの買取所に運んでいたのであった。
「ほお。これはすごい!全部貴重な素材ばかりですね?!高値で買い取らせてもらいますね。」
「ところでいくらくらいで取引してくれるの?」
「これくらいでどうでしょう?」
「う~んちょっと額がしょぼいわね。もう一声ってところかしら。」
「じゃあ。これくらいでいかがでしょ?」
「そうね。それくらいが妥当な値段ね。売るわ!」
「まいどありがとうございます。」
そして俺たちは依頼を受け、素材をお金にしたのであった。
「素材いくらくらいで売れた?」
「これくらいかしら。」
ルナは大きなお金の詰まった袋を俺たちに見せたのであった。
「おお!すごいな!この前魔物を討伐したときの2倍あるぞ!」
「さすが災害級の魔物を倒しただけのことはあるわね。」
ルナとセニーニャはすごく喜んでいた。