第5節 裏切りそして戦いの日々
「ふう・・・・おわったな。」
「そうね。でもなんとか倒せた。」
俺たちは床に座り込んでいたのであった。
「大丈夫ですか?」
レミアスはその場に走って寄ってきたのであった。
魔神王が死んだことで魔神族は力を失い、人形のように倒れていったのであった。
「これでレミアスの依頼は達成できたかな?」
「これで魔物も安心して暮らせます。」
「よかったな。魔物も生き物だし、襲わない限り人間も手をださないだろう。」
俺たちは魔物のこともあるが、何よりも魔神王を倒せたことに安心していたのであった。
俺たちは第2王都に戻り、依頼内容を説明して報酬をもらったのであった。
レミアスはというと魔物の姿に戻り、森へと帰っていったのであった。しかし、レミアスは言った。魔物も本能で動いている存在だと、人間を襲わない保証はできないと、
そして、もし自分の意にそえない魔物がいたら討伐してほしいと。
「さぁこれからどうしよう。」
「そうね。冒険者としての仕事も減るけどいいんじゃないかな?」
「そうね。レミアスがしっかり、魔物の管理をしてくれれば、人間への被害も減るって言ってたし。」
しかし、レミアスのいう通り魔物がまた人間を襲わないという保証はできない。自分の支配下にある魔物は従ってくれるかもしれなが、支配が通用しない魔物もいるだろう。
「冒険者のみなさん!大量の魔物が第2王都まで攻めてきています!至急対応をお願いします!」
冒険者ギルドからアナウンスが入ったのであった。
「おいおい。レミアス、ちゃんと管理するって言っておいてこれかよ。」
「まあいいんじゃない?」
「そうだな。さぁ魔物討伐いこうぜ!」
俺たちは急いで魔物の群れに挑んでいくのであった。
「なんだこの強さ!神話級の魔物でもないぞこいつ!」
俺はこいつら神話級をこえていると確信したのであった。
「そうよね!私の魔法もあまり効果がないみたい!」
セニーニャはあせっていた。
「こりゃ本気で戦わないと俺たちやられるぞ!」
「そうね!ツカサ聖剣と魔剣をだしてくれる?!」
「わかった!」
俺は即座に聖剣と魔剣を生成してルナに渡したのであった。
「聖剣と魔剣でなんとか戦えるレベルね!」
「こいつら神話級どころか超神話級といってもいい魔物だな!レミアスは何をやってたんだ!」
そうると魔物の群れの方にはレミアスがいたのであった。
「ご苦労様。魔神王の力を吸収した魔物はどう?つよいでしょ?」
「レミアスおまえまさか裏切ったのか?!」
「そうよ。私の目的は魔神王の力を吸収して、あなたがいった超神話級の魔物をつくることが目的だったのよ?」
「だまされたってことか!」
「だまして何が悪いの?人間なんていう下等な生き物いらないのよ?」
「魔神王の力が目当てだったってことか!それを吸収した神話級の魔物がつよくなったわけだな!」
「そうよ。とりあえず実験と挨拶替わりに数体の超神話級の魔物をあなたたちにプレゼントしてあげてるわ!」
「そんなプレゼントはいらいないぜ!」
俺たちは超神話級の魔物に攻撃をしたのであった。
「なんですって!聖剣と魔剣がきかないなんて!」
ルナは超神話級の魔物の耐久力におどろいていたのであった。
「だめだ!まったくはがたたない!」
俺は焦っていたい。こんなに強い魔物どうやって倒せばいいんだ。なにか弱点はないのか。
俺はおもった。
「そうだ!魔法剣だ!」
「セニーニャ!ルナの聖剣と魔剣に魔法を付与してやってくれ!」
「おれは自分でできるから大丈夫だ!」
俺がそういうとあわててセニーニャは魔法を付与したのであった。
「どうするのツカサこんなことをして。」
「ギルドカードに書いてあったんだよ聖剣と魔剣に魔法付与すると攻撃力倍化のスキルが!」
「そうか!ツカサの作った聖剣と魔剣なら私たちにもその恩恵を得られるよね!」
セニーニャは理解したのであった。
「あとセニーニャにも聖剣と魔剣をあげるよこいつを受け取って!」
「え?!私剣つかえないよ?!」
「大丈夫。剣を杖代わりに使ってごらん!魔法の効力も倍になるから。ギルドカードにほかにも属性魔法倍化のスキルもついてたから!」
「わかった!やってみる!」
俺たちは超神話級の魔物に攻撃をしかけたのであった。




