第6章 魔神族の王 第1節 4魔神
俺たちは魔神族の領土まで入ってきた。やはり入ると突然魔法攻撃が飛んできたのであった。
「やっぱり、敵の陣地だけあるな!いきなり攻撃かよ!」
「そうだね!体力もつかな?!」
「私も戦います!」
レミアスも戦いに参戦したのであった。レミアスの攻撃は鋭い爪で相手を切り裂いていくのであった。
「レミアス!やるじゃないか!さすが魔物をまとめるだけあるぜ!」
「魔物の気配はないね!私も攻撃魔法にせんねんできる!」
「でも、ツカサこれだけいると、きりがないよ!どうする?!」
「一匹残らず駆除してやるよ!いでよ!聖剣と魔剣の精霊たちよ!俺たちを守れ!!」
俺は聖剣と魔剣を数十本作成し、精霊を呼び出したのだった。そして、精霊たちは俺の命令どおり、魔神族を切り伏せていったのであった。
「これなら少しは楽になったろ?!」
「いや~ぜんぜん楽だよ!」
「精霊がこれほどの力とは思わなかった!」
「だから言ったろ!2・3本くらいあれば余裕だって!それに30本くらい聖剣と魔剣生成すれば余裕だって!さぁ精霊たちが相手してくれてる間に馬車ごと空飛んで逃げるぞ!」
俺たちは風魔法で空を飛びいそいで魔神王の住む城へと向かったのであった。
「ここまでくれば、大丈夫かな?」
俺たちは気配を消して森で休憩をしていたのであった。そして魔神王の住む城近くまできていたのであった。
「あんなに魔神族が襲撃してくるなんて、相手も必死みたいね。」
「そりゃそうだろ。脅威があれば全力で排除するのはお互い様だって。」
「索敵魔法を使ったけどやっぱり、あの城に魔神王がいるみたいね。」
セニーニャは索敵魔法を使い魔神王の位置を把握したのであった。
「あんなにデカイ城の奥か。城の警備も厳重なんだろうな。」
「うん索敵魔法だと、結構な数の魔神族いるみたいだよ。」
「中の魔神族はどれくらいいるか、わかるか?」
俺はセニーニャに敵がどれくらいいるのか聞いた。
「強い反応が5つある。これはそうね。1つは一番でかくて、4つは一回り小さい力っていうところね。でもまって、強い反応が1つこっちに向かってきてる。」
俺たちはその強い反応を察知して戦闘態勢をとった。
「そこに隠れてるのはわかってるんだよ!でてこい人間!」
「よくわかったわね。気配消してたんだけど。」
「気配だ?そんなデカイ魔力出しといてよく言うぜ!」
「ああしまった。魔力制御忘れてた。」
「間抜けな人間だな。まあ魔力隠してたとしても俺はみつけたけどな。」
「そんなことはどうでもいい。おまえ強いな。見ただけでわかるぞ。」
俺は4つの反応のうちの一つがこっちに気づいてきたことを察したのであった。
「俺は4魔神の一人だ。お前ら人間が束になってもかなわないだろうな。」
「ってことは残りの3匹は城の中だな?お前から来てくれて手間が省けた。」
「お前らこれだけの魔神族を相手にできると思っているのか?!」
「その程度の数俺たちには朝飯前さ。」
「よく言うじゃねえか!だったらためしてみろよ!」
俺はおそいかかってくる敵を一太刀で両断したのであった。
「ば・・・ばかな!一太刀だと・・・。」
魔神族の集団は4魔神と名乗るものと一緒に灰になって消えたのであった。
「弱いな。これなら魔神王とかいうのも簡単にかたずけられそうだ。」
「そうね。ツカサの一撃でこれなんだから。」
ルナは魔神王の弱さを知ったのであった。




