第5節 聖剣と魔剣で戦う
「セイクリット・ランス!」
「これならどうだ!」
「ツカサ!魔王がそっちに行った!」
俺たちは連携して魔王と戦っていたのであった。俺たちの連携攻撃でなんとか魔王にダメージは与えているようであった。
「連携で攻撃されると厄介だ!これは、早めにけりをつける必要がある!」
その時あった。魔王の体が豹変したのであった。
「私に本気をださせるとは、まさかこの日がくるとは思っていなかったよ!」
魔王の変身すると俺たちの攻撃をかわし、俺を狙ってきたのであった。
「うああああ!!」
俺は魔王の放った攻撃をくらい壁へと激突したのであった。
「ぐは!」
俺は壁に激突すると同時に血を吐いたのであった。
「ツカサ!」
魔王はルナとセニーニャにも攻撃を仕掛けたのであった。
ルナは魔王の爪でひきさかれたのであった。そしてセニーニャは俺と同じ魔王のはなった拳でダメージをうけたのであった。
俺たちはダメージを受けてかろうじて立てる状態であった。
「二人とも、動けるか?」
「ええ、何とか。」
「身体強化魔法をつかっていなかったら、あの世いきでした。大丈夫まだ戦えます。」
魔王は俺たちの様子をみていたのであった。
「ボロボロじゃないか。いいよ。おまえたちを見ていると。まるでボロ雑巾のように見えてくる。」
俺は自分に身体強化の魔法をかけたのであった。
「いまごろ身体強化の魔法をかけてどうするんだ?この力の差はうまらないと思うがな。」
魔王は余裕の笑みを浮かべていた。
「ああ・・・俺はバカだったよ。魔王には聖剣で立ち向かうっていうのが定番だったからな。そのテンプレを忘れてたよ。」
「聖剣?そんなものどこにあるというのだ?」
「ここにあるだろ。<聖剣作成・魔剣作成>!」
「な?!なんだそのスキルは!」
魔王は俺のスキルをみて驚愕していたのであった。
「これで少しは対等に戦えるだろ。ルナこの聖剣と魔剣をつかえ。」
俺はルナに聖剣と魔剣を渡した。
「もう一度。<聖剣作成・魔剣作成>!」
俺は2本目の聖剣と魔剣を作成した。
「なに!?2本もつくれるのか?!」
「どうしたよ?聖剣と魔剣相手でぶが悪くなったか?」
「ふん。その程度で私と対等になったと思うなよ?」
魔王は明らかに動揺していたのであった。
「わかるぜ魔王。明らかに動揺してるのが。」
「そうですね。聖剣と魔剣をみてからかなり動揺してます。」
聖剣と魔剣には魔力と身体能力を大幅にアップさせる効果をもっている。しかも聖剣には絶対に魔族を滅ぼすという力も備わっているのだ。
「さぁってっと。これで対等に戦えるわけだ。行くぞ魔王!」
俺とルナは一斉に魔王めがけて攻撃をしたのであった。
「とった!」
魔王をしとめたとおもったらそれは残像であった。
「ふふふ・・・・聖剣も魔剣もあたらなければ意味がないいくら強化したとしても、私の身体能力と魔力はおまえたちを超えている。」
魔王は余裕の表情をうかべていた。
「さぁってそれはどうかな?聖剣と魔剣を作成した時点でお前は詰みなんだよ。」
「なにをいっているのだ?おまえたちの攻撃があたらなかっただけだろうが。」
「まだきずかないか。じゃあもう一度攻撃させてもらうぜ?!」
「さっきと同じことだ!な!なに!?動けないだと?!」
俺はうごかなくなった魔王に聖剣と魔剣をつきたてたのであった。
「なぜだ!なぜ体が動かなくなったのだ!?」
「聖剣と魔剣による毒だよ。魔剣でお前の神経を麻痺させたんだ。そして聖剣でお前の魔力を封じたのさ。」
「ま・・・まさか・・私がこの程度で負けるとは・・・ふかくだった。」
魔王はその場で倒れて消滅したのであった。
「ふぅ・・・・つかれた・・・。」
「一時はどうなるかと思ったよ。」
「本当に強かった。」
俺たちは安堵していた。まさか魔王があんなに強いとは予想していなかったからである。
こうして魔族は魔王が消滅したことにより心が穏やかになり、人間に対しての殺意も消えたのであった。