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第3節 魔族狩り

王都から第2王都に帰ってから魔族の襲撃にあって早くも数日がたっていた。これといって魔族側からの襲撃もなかった。


俺たちは守りばかりにも徹していられないのでみずから魔族の領土へと足を踏み入れることにした。


「国王の情報ではここらへん一体が魔族の領土だって聞いたけど。あってるのかな?」


「確かじゃないかしら?証拠にさっきから殺気を感じるしまちがいうないと思うわ。」


ルナは殺気を感じていた。俺も実際のところ後ろから殺気のようなものにきずいていたのであった。


「こそこそ隠れてないででてきたらどうだ?」


俺がそういうとしげみから魔族が大量に現れたのであった。


「お前たちを殺してやる!我ら魔族の繁栄のためにいけにえになってもらうからな!」


魔族たちは俺たちに襲い掛かってきたのであった。


俺たちはせまりくる魔族を撃退することにした。


「お前らの攻撃は見えてるんだよ。まるでスローモーションだぜ。」


「そうね。攻撃がおそいし、魔法を発動するタイミングもいまいち、魔法発動するより肉弾戦の方が早いくらいね。」


セニーニャは剣をふるっている魔族の攻撃をよけて拳で攻撃していたのであった。


「だめじゃない。せっかく必死の抵抗をしている魔族に対して魔法つかってあげないと。しつれいよ。セニーニャ。」


ルナはセニーニャに魔族に失礼だといったのであった。


「一応身体強化の魔法をつかってるからセーフでしょ?それに魔族の攻撃がスローリーすぎて弱いんだもん。」


確かにセニーニャの拳は魔族の体を貫通していた。


「武闘派魔法使い誕生の瞬間ってか?まあ俺も敵の動きが遅すぎるのはわかるけどな。」


俺たちは敵の動きが遅すぎてよけるのには苦労していなかった。


「弱いわね。これじゃあ、あくびでてきちゃう」


「そういうなよルナ。相手だって必死に攻撃してるんだからさ。」


「だって本当に弱いんだもん。」


俺たちは戦闘中に余裕で話をしていたのであった。それを見ていた魔族たちは怒り、頭にちがのぼっていたのであった。


そして、魔族たちは魔法で全員の身体を強化する魔法をつかってきたのであった。


「うお!魔族の動きが急に俊敏になったぞ!でもちょっと早くなっただけで全然かわせるな!」


「どうやら私のように身体強化魔法つかったみたいね。」


セニーニャは魔族の攻撃をよけながら言ったのであった。


「あぶない!」


魔族は俺たちめがけて魔法で攻撃してきたのであった。


「セニーニャ!俺とルナで接近してくる魔族は倒すから、魔法をつかってくる魔族をたおしてくれ!」


「まかせて!」


セニーニャは魔法を使う魔族めがけて魔法を放ったのであった。


「ファイヤー・ボルト!!」


セニーニャのはなった魔法は接近してくる魔族も巻き込んで一瞬でかたがついてしまったのであった。


「おいおい。セニーニャ、やりすぎだって。」


「そうよ。おいしいところだけもっていくなんてずるい!」


「魔法を使う魔族だけ狙ったつもりなんだけど、魔族みんな倒しちゃったみたいね。ごめん。」


俺とルナはそれなりに苦戦して戦いを楽しみつつ、魔法を使う魔族をセニーニャが撃退して勝つというシナリオがめちゃくちゃになってしまったのであった。


「まあいいや。これからも魔族の領土に入ったんだからこれくらいのいざこざがあるって。たのしんでいこうぜ。魔族狩り。」


「そうね。ゲーム感覚でいかないとたのしめないからね。」


こうして俺たちは魔族の領土に侵入したのであった。

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