第2節 統率の魔族
俺たちは魔族との一見で国王に呼ばれることになった。
「表をあげよ。そなたたちか魔族との闘いで暗殺されそうになったのは?」
俺は国王の言われた通り答えた。
「はい。私たちに対して敵意をもっておりました。私たちがこのままでいると魔族の脅威になりかねないと。」
「第2王都では大変だったであろう。しかし、魔族が確かに脅威と感じるのもうなずける。お前たちは人間の領域を超えすぎている。私の前に今提示されているギルドカードがその証拠だ。」
国王は俺たちの力がチートであることを述べていたのである。
「しかし、その魔族が世界征服を企んでいるのも事実。計画の妨げになるのも一目瞭然であろう。」
「魔族はどのように対処したらよいでしょうか?」
俺は質問を国王になげかけたのであった。
「そのまま第2王都に住み魔族の様子をうかがってほしい。私の方からも探ってみよう。なにか有益な情報も手にはいるであろう。」
「お願いします。」
俺たちは再び第2王都に戻ってきたのであった。
しかし、第2王都にくるなり、いきなり魔族に襲われたのであった。
「あ~まじかぁ~。俺たちは普通に冒険したいだけなんだよなぁ~。」
「魔族はツカサをほおっておかないってことかな?モテモテはつらいね~。」
ルナは俺に冗談を言ってきたのであった。
「ルナ、ツカサ冗談言ってる場合じゃないよ。今度の魔族は先日襲ってきた魔族より強い。」
セニーニャのスキル「ステータス鑑定」で魔族のレベルをみたのであった。
「セニーニャ魔族の強さはどれくらいだ?」
俺はセニーニャにどれくらいの強さなのかをきいたのであった。
「そうね。災害級の魔物よりレベルは低いけど、魔法を使ってくるから厄介かもしれない。」
「わかった。魔法に注意して戦おう。」
俺たちはまず、魔法を使う魔族を優先的にたおしていったのであった。
しかし、さすがに前衛のいる魔族たちは後衛を守っていたのであった。
魔族の前衛と後衛のコンビネーションは絶妙であった。
「レベルが低いといっても数とコンビネーションでここまで苦戦するものなのか。厄介だな。」
「魔族の指揮官が有能なのよ。いくら低レベルでも数と質がそなわってたら苦戦するわね。」
俺たちは魔族の統率のとれた戦術に翻弄されていたのであった。
「セニーニャ後衛の魔法を無力化してくれ。できるか?」
「大丈夫できる。」
セニーニャは魔族の後衛にむかって魔法を放ったのであった。
俺とルナはセニーニャが後衛を倒している間に前衛の魔族を倒したのであった。
「やっぱり俺たちも連携をとればいけるな。」
「そうね。最後にはレベル差がものをいったって感じだけどね。」
こうして俺たちは魔族を倒したのであった。
「ふぅ・・・おわったな。」
「今回の魔族は統率がとれていたから厄介だったね。」
「私の魔法援護がなかったら大変だった。感謝してね。」
「いや。セニーニャおれでも魔法支援できたからそんなことはないぞ。でも実際たすかったけどな。」
俺たちは魔族を倒したあと第2王都の兵士に報告して、魔族の遺体処理をたので屋敷に戻ったのであった。