第3節 聖剣作成と魔剣作成
俺たちはいろいろな討伐依頼をこなしてきた。その中で金がたまる一方だった。金を持て余すので、1軒の屋敷を購入することにした。
「ねえツカサ屋敷を買ったのはいいけど、まだお金ありあまってるわね。」
ルナは俺にほかにもいろいろな高級な家具を購入したほうがいいとうながしたのであった。
「そうだな。貴族たちみたいな豪華なことはできないけど。高級な家具を買うのもいいだろうな。」
「それならほかにも買ってほしいものがあるんだけどいいかな?実は魔法の研究をしたいんだけど。」
セニーニャは俺に家具のほかにも魔法の研究できる道具を買ってほしいといったのであった。
こうして俺たちは魔法の研究する道具と屋敷に置く家具を購入するために街へと出かけたのであった。
「ねえ。ツカサ。セニーニャ。こんな家具はどうかしら?」
「いいんじゃないかな?そんなにはでじゃないけど結構使い心地よさそうだし、収納もかなりできそうだ。」
「私もそう思うわ。でもほかにもこういう家具どう?」
俺たちは屋敷に置く家具を、ああでもない、こうでもない、といいながら選んでいたのであった。
そして、次のお店は魔法の道具を売っている店に向かったのであった。
「いろいろな属性の研究をしたいから魔石は全属性をそろえた方がいいわね。それから魔力の媒体となる鉱石も買っていろいろ研究したいわね。」
「いろいろな道具をそろえるんだな?」
「まあね。これでも研究に必要な最低限なものよ?ほかにも上級魔法とか研究したいから。もっと買わないとだけど。」
「すごい量だな。それでも金あまるな。知らないうちにいっぱい稼いでたんだな。」
セニーニャは研究に必要なものをいろいろと買い込んだのであった。
「これで一通りそろったわね。荷物はあとで業者さんがはこんでくれるから楽よね。」
ルナとセニーニャは満足していた。
「これで魔法の研究ができる。上級魔法もギルドカードみると魔法作成っていうスキルも取ってあるし。研究のやりがいもでてくるわね。」
俺たちは買い物をおえて屋敷に帰ったのであった。
「さぁってと一通りのことはおわったし、あとは業者をまつだけだ。2・3日かかるっていってたな。それまでなにしよ。討伐も飽きてきたし。」
俺は自室でくつろいでいた。そしてふと思った。自分のギルドカードをしばらく見ていなかったのであった。おもむろにギルドカードを見た。
「レベルはあがっていないけど、スキルが追加されてるな。なになに・・・聖剣作成、魔剣作成?なんだこれ!?」
この世界では聖剣や魔剣は特定の条件でしか作れない。しかし、俺の表示されているスキルはその場で聖剣や魔剣を作成できるというスキルであった。
「さすがチートだ。こんなスキルとってるとは思わなかった。そうだすこし試してみるか。」
俺は一人で冒険者ギルドへきたのであった。
「え~っとこの前神話級の魔物をたおしたんだよな。神話級の魔物を討伐する依頼書はっと。」
俺は神話級の魔物がいないか依頼書を見ていた。
「あったこれだ。なになに?神話級の魔物30匹討伐か~。今のスキルを試すにはちょうどいいかな?」
俺はその依頼書を受付にもっていき討伐をすることにした。
「ルナ!セニーニャ!ちょっとギルドの依頼を受けてきたんだけど俺一人でいってくるよ!」
「え~ツカサ一人でいくの?暇だし私たちもつれていってよ!」
ルナとセニーニャは暇そうにしていた。
「わかったよ。じゃあみんなでいこう。でも討伐は俺一人にまかせてくれ。」
「どうして?」
「実は俺のスキルに聖剣作成と魔剣作成っていうスキルが、ギルドカードに表示されてたんだよ。」
「なるほどそのスキルを試したいってわけね。わかった。私とセニーニャは結界はって待機してるね。」
こうして俺たちはスキルを試すために魔物討伐に向かったのであった。