二人きりの語らい
誤字報告ありがとうございます。
「私はただ、殿下と結婚したいだけですわ」
結婚。
婚約者の口から信じられない言葉が飛び出した時、オズマが最初に思ったのは
(何を企んでいるんだ?)
と言う事だった。
婚約者と結婚が結びつかないと言うのもおかしな話だが、今までアマリアが結婚に関して積極的だった事はない。
オズマがアマリアと初めて会った時、既に二人の婚約は決定事項だった。
しかし、強すぎる己の魔力に振り回されるオズマは自分を哀れむのに忙しく、婚約者に対する関心など皆無だった。
それでも無理やり着替えさせられ引っ張り出された先には、自分と同じかそれ以上に暗い雰囲気の少女がいたのだ。
到底口を開く気にもならず、お互いに黙りこくったまま顔合わせは終わり、母にこっぴどくしかられる結果になった。
第一王子である兄にはいない婚約者が自分にあてがわれるのも、自分が不出来だと言われているようで辛かった。
カレル伯爵家は代々の王国への献身を評価され、侯爵への陞爵も検討される評判の良い忠臣だ。
魔力の研究者も多く輩出しており、魔力過多に悩むオズマの婿入り先には最適と判断されたが、初の顔合わせに不安を覚えたカレル伯爵からやんわり辞退を仄めかされた事が更に母を苛立たせていた。
(そんな事言われたって…)
ふてくされた気持ちで課題に取り組むが、小さな手で編む魔術は簡単に術者の思惑以上の魔力を抽出し暴走する。
教師役の魔術師は皆様々な言葉で制御を教授しようとしてきた。
曰く、心を落ち着けて、糸を紡ぐように魔力を取り出す。
曰く、夜空を思い浮かべて必要な星を選び取るように。
(糸など紡いだことは無いし、星などどれも同じじゃないか)
どれも漠然としていて、海を傾けてコップに水を注げと言われている気分だ。
どうすればいいのか分からず、吹き荒れる魔力と共に結界に閉じ込められたオズマは膝を抱えて蹲る。
一度暴走が始まればオズマの意思では止まらない。
魔力が底をつくまで結界に留まり、日が傾くのを眺めているしかないのだ。
オズマを取り巻き結界をはり続ける魔術師達の表情は暗い。
成長に伴い魔力は増大する。
このまま魔力制御をものに出来なければいつか彼らを傷つけてしまうのだろうかと考えて、先日会ったきりの婚約者を思い出す。
(僕がこんなだから、あの子もあんな顔してたのかな…)
周囲の大人達に比べれば、半分もない小ささのオズマより更に小さな女の子だった。
オズマの魔力は暴走するとそのほとんどが攻撃性の高い炎や水、風となって周囲を襲う。
令嬢として大切に育てられた娘には、魔力を暴走させる年上の男子など恐ろしい怪物なのだろうなと落ち込みを深くした。
次にアマリアに会ったのは、カレル伯爵邸にての事だった。
お茶会、と言う名目で招待を受けたオズマは魔術師達と伯爵邸を訪問した。
久しぶりに会ったアマリアは、前回より幾分マシな顔色をしており、たどたどしいながらもオズマに挨拶をし、一行を会場の庭園へと案内した。
会場には数人の使用人が待機しており、オズマ達を取り巻くように立っている。
その中から踏み出してアマリアの背後につき椅子を引いた少女に、オズマは注意を引かれた。
(何だ、あの魔力…)
ニヤニヤと品のない笑みを浮かべてオズマに視線を返す少女の周りでは小さな竜巻がいくつも起こるほど魔力が溢れ出しており、ザワザワと庭木を揺らしている。
オズマが起こす暴走の予兆に近いが、「ヴィノ」とアマリアが声をかけると即座に魔力は少女の身のうちに収まり、庭にセットされたテーブルに静寂が訪れた。
動揺を隠しながらオズマも席につく。
その瞬間テーブルの上のカトラリーが宙に浮き、オズマの目の前にトトトッと軽い音を立てながら突き立った。
テーブルに置いた手に向かって落ちてくるナイフを呆然と眺めながら、咄嗟に魔力をぶつけて弾く。
キーン、と甲高い音を残してクルクルと宙を舞うナイフを無意識に目で追うと、眼前で顔を引きつらせているアマリアと、平然とナイフをキャッチした少女が見えた。
「これくらいじゃ暴走しないかー」
つまらなそうに呟いて少女はナイフを逆手に持ち変えると、テーブルに飛び乗りオズマに向かって歩き、おもむろに振りかぶった腕をそのまま振り下ろした。
「!」
アマリアもオズマも使用人達も、魔術師たちすら不可視の何かに絡め取られて微動だに出来ないことにやっと気付いた瞬間には、オズマの魔力が弾けていた。
「お、やった」
眉間に突き刺さる直前で空気に溶けるようにナイフが消えた瞬間、オズマを中心に結界が広がり、アマリアとヴィノ以外の人も物も押し退けて広がっていく。
「風だ。リミッター外すとこんなになるのかー」
ヴィノが結界に隔離されると一同に行動の自由は戻ったが、結界の内と外の干渉は途切れていた。
嵐のような暴風が、一部屋分ほどの空間に区切られた結界の中を吹き荒れる。
結界が完成してしまえば魔術師達も成す術がなく、見えない壁に取り付いて中の様子を見守るしかない。
結界の中心で椅子に座ったまま呆然とする王子と、その周りで風に跳ね飛ばされるアマリアとヴィノ。
縦横無尽に吹き飛ばされながら、結界壁に叩きつけられても笑って身を任せているヴィノと、悲鳴を上げてジタバタもがいているアマリアをただ、結界の外で人々は見守る事しか出来なかった。
目の前で人が風にさらわれる瞬間を見た時から、オズマの意識はとんでいた。
次に感じたのは強い衝撃で、自分の体が横に倒れている事に気づきぱちぱと瞬きをする。
椅子から転げ落ちたオズマを見下ろしているのはヴィノで、その横に座り込んで泣きながらヴィノに拳を打ち付けているアマリア。
「無事、だったのか…?」
「うん。髪はぐちゃぐちゃだけどねー!楽しかった!」
親指を立てた拳を突き出したのがどういう意味かは分からないが、横殴りの風に体をくの字に曲げて飛んでいったにしては確かに元気そうだ。
ほっと息をついて体の力を抜く。
「良かった…」
ホロホロと寝そべったまま涙を流していると、同じく滂沱の涙を流しているアマリアと目が合う。
また怖がらせてしまったと俯いたオズマに、温かいモノが覆いかぶさってきた。
「ごっ、うぇっださっ…ぃのがっ、ばかぁ〜で、ぃょしなべっ$#&^>∆∀∇∑∣∟∪」
体中をペタペタと触り、恐らく怪我の有無を確かめたアマリアは、聞き取れない言語で何ごとかをまくし立てた後、オズマの腹に顔を伏せて号泣しだしてしまった。
「何だと?ケガはさせなかったんだからいーじゃん!」
アマリアの奇怪言語を聞き取れてしまったらしいヴィノが何事か喚いているが、オズマもアマリアにつられて涙が止まらなくなってしまう。
「王子、ホントに制御下手くそなんだな〜。表面ばっか撫でてないでもっとガッと中まで一気にやらなきゃ意味ないよ?」
やがて丸まって泣く二人の側に腰を下ろして、ヴィノが膝についた手に顎を載せて呆れたようにオズマを見下ろしてきた。
「制御…な、んて、出来っない…」
えずきながら切れ切れに答える。
「だから下手だっつってんじゃん。出来てはないよ」
へっと鼻で笑われ、自分より小さな子にバカにされてオズマは唇を噛む。
だが事実、目の前の少女は溢れるほどの魔力で魔術を多重使用し、見事にそれを制御してみせたのだ。
(悔しい…けど)
オズマに魔力制御をした記憶はない。
ただ意識を手放していただけだ。
(下手って事は、少しは何かやろうとしてたって事か?)
無意識のうちに、彼女の言葉を借りれば魔力の表面を撫でる程度の事は出来ていたらしい。
ゼロだと思っていたテストに思わぬ点数を貰ったような気がして擽ったさを感じ、オズマは手の指を曲げ伸ばししてソワソワする気持ちを落ち着けた。
鳥の巣の様な頭を腹にこすり付けて泣いていたアマリアの嗚咽もやっと落ち着いて来た頃、ヴィノがオズマの肩を叩く。
「あーのさ、王子。何か言い訳考えてくんない?」
「言い訳?」
ヴィノの視線を追って周囲を見回せば、沢山の人が距離をとって自分達を取り囲んでいた。
どうやら結界が張られているらしく、こちらへ近づいて来れないようだ。
泣きながら、怒鳴りながら壁を叩いているらしく、結界の外は大騒ぎなのだろうが、音を遮断されてこちらには何も聞こえない。
必死の形相の人々の中に、泣きながら壁に張り付く王妃を見つけて目を丸くする。
「母上!?ヴィノと言ったか?早く結界を解け!!」
慌てて立ち上がろうとするも、腹に貼り付く何かがオズマの動きを阻害する。
「アマリア!?もう大丈夫だから…」
怯えている婚約者を宥めようと目を向ければ、わずかに持ち上がった顔に見える双眸はギラギラと王子を睨めつけていた。
「ひ!?」
先程まで子供らしく泣きじゃくっていた少女と同一人物とは思えない眼光に思わず怯むと、肩にも手が掛けられ浮きかけた尻が地に押し付けられた。
「あのね、このまま此処を出たらアタシの首が飛んじゃう訳よ。分かるでしょ?」
肩を組むように腕を回され耳元でヴィノが囁く。
「婚約辞退を取り消す代わりに、殿下に多少の無礼があっても多目に見るとの言質は頂いておりますが、恐らく今回のコレは多少の範囲におさまりません」
ヴィノのバカ、ヴィノのバカ、ヴィノのバカと繰り返してアマリアが呻く様に続け、オズマにしがみつく腕に更に力をこめる。
王子であるオズマにナイフを向け、無理矢理魔力暴走を引き起こした挙げ句伯爵令嬢を巻き込んで散々遊び倒したのだ。
後半がどういう罪になるかは分からないが、前半2つで平民のヴィノの首は気軽に遠投される事だろう。
そして、完全に巻き込まれたとはいえヴィノの主はアマリアであり、アマリアはカレル伯爵の庇護下にある未成年。
最終的にはカレル伯爵家が何らかの責任を取らねばならなくなる。
「婚約が無くなるのは願ったりですけど、家が無くなるのは困ります。殿下、何とかして下さいまし」
未だにオズマの腹に顔を伏せて喋るアマリアに、否と言えば腸を食い破られそうな凄みを感じてオズマはゾッとする。
壁の向こうにはもちろんアマリアの両親も居て、娘の心配だけではない心労に胸を押さえて今にも倒れそうな顔色でこちらを見つめている。
(これをどうにかしろと?)
「お前、ここまでの事をしでかしておきながら後の事は人任せか?ふざけるなよ?」
いつもの魔力暴走とは桁違いの騒ぎを起こした元凶に苦言を呈せば、しれっとした顔でヴィノは開き直る。
「だーって、王子だってこれからは制御を身に着けてこんな暴走起こす事もそのうちなくなるじゃん?その前にいっぺん暴走した魔力の中で遊んでみたかったんだもん」
アタシ暴走したこと無いからわかんないしー、と余計な一言にムカつきながらも、オズマは驚いていた。
いずれ制御を身につける。
そんな事をこんなに軽く、当たり前のように言われたのははじめてだ。
また胸のあたりがそわそわする感じに密かに身悶えていると、肩と腹にかかる重さが増して細い指が突き刺さってくる。
「痛い!何だこれ?何でこんな馬鹿力なんだお前たち!?」
「魔術が使えるのは王子だけじゃねーんですよ。さぁ、約束してもらいましょうか?」
「我が家とヴィノにお咎めなしでお願いします」
ギリギリとかかる圧力に屈するのは業腹だが、魔力も枯渇して逃げるすべも無い王子は少女達の脅しに頷いた。
「まずは普通に頼め!」
開放された途端にパシパシと二人の頭を叩きながら王子が怒鳴る。
「こっちのが早いしーって痛い!」
「いたっ!痛いです殿下!やーめーてー」
結界の中を逃げ回る少女に追い回すオズマ。
それを見ている結界の外でも数時間に及ぶ緊張状態が緩和され、この場に崩れ落ちる者が続出した。
「…とりあえず全員無事だな」
結界にもたれかかって子供達を目で追うカレル伯爵。
執務中に泡をくった使用人に呼び出されて、目を見開き固まるオズマと縦に横にと翻弄される娘に目が飛び出るほど驚かされた。
「やっと、終わりましたのね…」
呆けたように崩折れた伯爵夫人も、無駄と知りながら結界の中の娘に手を伸ばし続けて数時間、爪は割れて指にも痛みがじんじんと襲ってくる。
「オズマ。オズマ。オズマ」
結界を叩き我が子の名を呼び続ける王妃に伯爵夫人がにじりよる。
「妃殿下、とりあえずは無事のようですし、お手を休ませて下さいまし。子供達は大丈夫ですわ」
力の入らない足で立ち上がる事も出来ず、伯爵夫人は手を伸ばして王妃の手を包み込んだ。
手を取られても泣き濡れた目でオズマを見つめながら、王妃が呟く。
「オズマが、笑ってる…」
抉れた地面に足を取られ、盛大に転んだヴィノを指差しているオズマの表情は笑顔のそれだ。
「声は聞こえないけど、あの子、怒鳴って、笑っ…」
「ええ、ええ。本当に。こちらの寿命をどれだけ削ったと思ってるのかしら。後で叱ってやらなくてはなりませんわね」
支え合って泣く貴婦人。
疲れ切って地べたに寝そべる魔術師たち。
疲労困憊の体に鞭打って飲み物やタオルを用意する使用人たち。
大人達に見守られながら、隔絶された空間で子供達は無邪気とは言い難い取引をする。
「じゃあ、ヴィノ。お前、僕に魔力制御を教えろ!」
「えー、やだ面倒臭い」
「殿下、ヴィノは割と何でも出来ますけど、面倒くさがりだし嘘つきだし飽きっぽいし、教師には向いてないですよ?」
「何だよそれ!せめて嘘はつくなよ!」
「えー、制御なんて魔術がんがん使ってればいつの間にかできる様になりますから、自分でガンバッテクダサーイ」
「じゃあ自分達で後始末しろよ!?僕は知らないからな!!」
「「は?約束が違う!」」
結局その後、オズマは伯爵領内の広大な荒地で魔術を使いまくって制御を学んだ。
ヴィノは特に役には立たなかったが、うっかり攻撃しても自分もアマリアも完璧に守ってくれるので、一緒に居て気が楽だった。
ヴィノとアマリアはたまにオズマには分からない話をして婚約破棄を求めてきたが、オズマは首を縦に振らなかった。
そうして3人で遊んだり喧嘩したりして育つうちに、オズマは魔力の制御を覚え、アマリアは令嬢らしさを身に着けていった。
ヴィノのイタズラは年々規模も被害者も拡大していったが、不思議と伯爵家からも王家からもお咎めは無かった。
そしてそんなヴィノに感化されたアマリアも、少々の事では動じない娘に育っていった。
少女が淑女に、少年が青年に育つ程の時間が過ぎた事を実感し、改めてオズマは目の前の婚約者を見つめる。
(結婚、か)
伯爵家に入りアマリアを妻とし、いずれ自分が家督を継ぐ時には侯爵へと陞爵され当主となる。
それが幼い頃から思い描いて来た筋道であり、アマリアが拒み続けてきた未来でもある。
(それが実現するのだから素直に喜べば良いようなものだが)
転入生に近づくな、と言う要求が気になる。
ふむ、と腕を組んで考える。
正直、婚約破棄等と口にしていたのはアマリアとヴィノだけで、王命による婚約を破棄する選択肢などはなから存在しない。
無駄な抵抗をこれ以上されないと言うなら願ったりだが…。
「こちらも条件を付けてもいいか?」
「聞ける事でしたら」
「さっきも言ったが、俺に関係する何かを決める際の話し合いに、俺も参加させてくれ」
基本アマリアはヴィノのみを相談相手として物事を決定する。
相談しない時でも事前に情報共有するのはヴィノだけだ。
オズマはいつもサプライズで知らされる。
だから今回も、アマリアがどうして意見を変えたのか、そもそも何故婚約破棄を目指していたのかをオズマは知らない。
幼い頃からなので下手に慣れてしまっていたのも悪かったのかも知れない。
言っても無駄、と言う認識が出来てしまっている。
オズマはアマリアとヴィノを全面的には信用してないが、それでも一線は超えないと根拠も無く思ってしまっているのも問題だろう。
だが、アマリアが結婚を受け入れるなら、全てが事後承諾と言う状況は改善が必要だ。
「なるほど」
今度はアマリアが考え込んでしまう。
アマリアとヴィノの会話はゲーム知識ありきのものが多い。
別段隠してきた訳ではないので人前でも平気で話題にするが、人に質問されても説明しないスタンスで来たため、二人の会話は余人にとって意味不明な事が多い。
(殿下と情報共有…乙女ゲームの?)
途端にしょっぱい顔になるアマリア。
(この方が、ヒロインだの攻略対象だのと話すの?殿下が?)
「…シンプルに嫌ですわね」
アマリアは乙女ゲームをする男が苦手だった。
それを話題にする男も。
「では、交渉は決裂と言う事だな」
憮然と告げるオズマにアマリアがクスリとが笑う。
「ねぇ殿下。殿下が始めて我が家にいらっしゃった時のこと、思い出しません?」
「始めて…あぁ、茶会か。ヴィノに襲われて茶など飲んでいないが」
「殿下が!魔力暴走を起こした時の事ですわ。ヴィノの結界の中で、沢山お話しましたわよね」
「何がお話だ。あぁ言うのは脅迫と…まさか」
「今の状況と、似ていると思いませんこと?」
言われてオズマは周囲を見渡す。
普通の結界であればあの頃より成長したオズマには対処のしようもあったかもしれないが、今回オズマが閉じ込められたのは未知の魔術空間の中だ。
しかもヴィノが作ったとあれば、下手に手を出せばトラップでも発動しかねない。
「ここから出たければ…と言う事か?」
うふ、とわざとらしい笑顔を浮かべるアマリア。
「…基本が脅迫と言うスタイルもこれを機に改めてもらうぞ」
目を据わらせたオズマと笑うアマリアの間で火花が散る。
「幸い時間はたっぷりあるようだしな。話し合おうじゃないか」
「そうですわね。話し合って解決するならそれが一番ですもの」
珍しく好戦的な笑みを表情を浮かべるオズマと、それに冷笑で太刀打ちするアマリア。
やっと同じ未来に向かって歩き出した婚約者たちだが、まだまだ足並みは揃わないようだ。