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モブガタリ  作者: 釣居 螺夢
プロローグ
1/24

モブキャラ達の物語

 初投稿です。

 みなさまの目に届き、楽しんでいただければ幸いです。

 なにかご意見、ご感想がありましたら、なんでもいいのでぜひ書き込んでくだされば嬉しいです。今後の参考にさせていただきます。

 よろしくお願い致します。


※9/14に、内容を大幅に変更致しました。見てくださっていた方には、混乱を招いてしまって大変申し訳ございません。


 このプロローグは、三人称視点となっております。

 この物語は、ある一つの学校内で繰り広げられた五つの物語において、傍観者、端役、学生ABCDEーーいわゆる、モブキャラでしかなかった五人の少年少女の物語。



 弱小だったサッカー部がスーパールーキーによって全国制覇を果たした時、元サッカー部の現帰宅部の一人に過ぎなかった少年。


 イケメン転校生と、学年一の美少女がめでたく付き合うことになった時、それを遠巻きから祝福する大勢の一人に過ぎなかった少女。


 学校を占める総番長が不良の蔓延る町を制圧した時、その最後のタイマンの後報を待つ下っ端の一人に過ぎなかった少年。


 異端児だらけの部活動メンバーがとうとう魔獣を撃退した時、彼らの欠席にやきもきするクラスメートの一人に過ぎなかった少年。


 異能の力を得た戦士達が世界の危機を人知れず救っていた時、学校で授業を受けるただの学生の一人に過ぎなかった少女。



 五つの物語は、五人に関係のないところで完結し、終わりを迎える。

 だがそれは、新たな物語の始まりを意味していたーー


「俺達が物語の主役になれないなら、新しい物語を作ればいいーー作るんだよ、俺達で! 新しい物語を!」


 それぞれの物語の収束により、モブとして過ごす平凡な日常を受け入れつつあった彼ら彼女らはしかし、自分の"想い"を胸に、立ち上がる。


「きっとできる! 俺達五人の力を合わせれば……!」


 そうして決して交わることのなかった五つの物語は、ただのモブであったはずの五人によって、『本来の主役達』やそれ以外の人間をも巻き込み、一つの物語として誰も予想だにしなかった結末を迎える。


 そうして、そんな壮大で、荒唐無稽な『モブガタリ』は、そのストーリーの主軸となる、極めて普通な五人の少年少女の、至極平凡な出会いから始まるのだったーー

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