二百文字小説『家主と大工2』
ある家主が、大工に改築を頼んだ。
「何が起きても大丈夫な家にします」
大工が核シェルターを造ろうとしたので、解雇した。
次に雇った大工はこう言った。
「泥棒が来ても大丈夫な家にします」
庭を歩くと兎獲りに引っかかったので、彼も解雇した。
次の大工を雇おうにも、もう金がない。
すると近所の家主が声をかけて来た。
「跡地を買おう。その金で私の家に住みたまえ」
喜んで借家に入った家主は、窓の外に豪邸が建つのを眺めていた。
ある家主が、大工に改築を頼んだ。
「何が起きても大丈夫な家にします」
大工が核シェルターを造ろうとしたので、解雇した。
次に雇った大工はこう言った。
「泥棒が来ても大丈夫な家にします」
庭を歩くと兎獲りに引っかかったので、彼も解雇した。
次の大工を雇おうにも、もう金がない。
すると近所の家主が声をかけて来た。
「跡地を買おう。その金で私の家に住みたまえ」
喜んで借家に入った家主は、窓の外に豪邸が建つのを眺めていた。
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