化け物の正体はーーー
再投稿です。タイトルつけ忘れてたのと加筆もありです。後週一投稿になります
「コイツは…」エルは目の前の化け物を凝視する。その化け物の口には真新しい血痕が残っていた
「逃げるぞ!!」光輝は動きの止まったエルを抱えすぐ近くの部屋に隠れる
「何なんだあれは……」光輝の焦りの声に、エルは冷静に「あれは実験の副産物です」と答える
「きっと私の魔力のせいかも」
「魔力?」エルの言葉に光輝は反応する。そもそも光輝のこの反応は普通である、この世界で魔力と言う存在を知るものはエイリアンやかの大戦の生き残りエルの様な実験体が知るエネルギー
「魔力と言うのは私達人の脳や心臓で作られる物で能力を扱うのに必要なエネルギーです。そのエネルギーをエイリアンは持ちませんし作れません」
「つまり」
「エイリアンは私の様に魔力の量が人並み外れた人 の魔力を取り込む必要がある。必然的に襲われま す」
「何か可哀想だな。でもあの化け物はエイリアンじゃ無くて此処で作られた怪物なんだろ?」
光輝の問にエルは口を一瞬口を紬ぐ。此処で行われた実験について光輝に伝えるか少し考える
「とにかく今の私が能力を発動または部屋から出れば襲われるんです」
「お前能力持ってるの?」
光輝の問にエルは、何をそんな当然の事をと語るかの様に見つめる
「当然持ってますよ、実験体ですからね」自慢するかの様にエルは語る
「一つは……【 鑑定 】相手の情報を見つめた分だけ知ることが出来る」
一つ目?人が持てる能力数は一つじゃ……被検体…羽…エイリアンじゃ無い化け物…確証を得られる程では無いが線と線が繋がりかけそうだった
「先程の化け物もしっかり鑑定しときました!」
「あの一瞬でか。で、どうだった?」
「先程の化け物はアルザンカブル、イノシシとエイリアンのキメラですね。能力も分かればよかったんですが見つめ足りなかったです」
「キメラね………」
何となく此処で行われた事が分かってきた。口にするのもおぞましいな…。
「なぁエル一応聞きたいんだが……」
「はい?」
「……いややっぱりやめとく。それよりどうする?このまま此処に居るのか?お前が能力を使わない限りはあの化け物も近づかないんだろ?」
ドアの向こうから地響が聴こえて来る ドシャン!廊下にいるであろうアンサンカブルが何処かの部屋の壁を突き破る音が聴こえる
此処もエルの能力の使用云々無しで突き破られそうだな
エルと光輝の視線がアンサンカブルの壁を突き破る音の方に向く
ドシャン!ドシャン!壁が一枚、二枚紙が破れていくかの様に音が鳴る。その音に二人は息を飲む




