神はそこにはいない
俺達はバトラーの書斎から出る。人型のエイリアンか、十三年前のあの時もきっと父さんは戦ったんだろうな、人型か……俺達と同じ言葉を話せる。対話できればいいんだけどな、でも……
「光輝大丈夫か?」
「いや何でもないよ……」
風花に問いかけられ先程までの考えを忘れることにした
「光輝!青さんゲームしましょうよ〜」
「あぁそうだなやろうか」
「はい」
◆
時間は過ぎていく確実にずっとどんな事があっても絶対に
「うわぁ!!」
『人か、な~んだこんなものか」
「痛い!痛い!」
『安心してください殺しはしませんから少し、体の中を空っぽにするだけですから』
『リバァ様』
四体のエイリアンが一体のエイリアンの前で跪く。その光景に一人の人間は恐怖を覚える、禍々しく己の腕を消し炭にした一体のエイリアンに。これ以上被害を出さない為にやって来た俺達をいとも簡単に殺したエイリアンに
『おやもう一人生きていたのですね』
一体のエイリアンがリバァと呼ばれるエイリアンに一人の女性の討伐者を掲げる
『ふむいい養分だまだ世紀があるようですね』
エイリアンの口が耳まで裂ける、その姿を張り付けにされた男は見ることしか出来ない。莉子!口から声が出ない
『いただきます』
「やめ!」
グシャ!!女性の頭部が砕かれる続けてグシャグシャと体を砕かれるその光景に男はエイリアンの力の差を感じ続けた、このエイリアンの討伐の為だけに集められた討伐者約五十名が殺されたのだから
誰か助けてくれお願いだ神よ私達を救ってくれ
◆
「討伐者五十名の死亡が確認されたどの遺体も頭部と胸に何かに食された後があった」
「討伐隊は五十一人の編成だったはずだ残りの一人は?」
「分からない、この五十名の遺体は外に投げ出された物だそれを回収した」
「クソッ!ただでさえクエストの開始で何名もの能力者が死んでいるこの状況で五十名も!しかもこの教会にはクエストの進行に関係すると思われるエイリアンがいるんだ」
「早急に倒せと命令を最大で出せる討伐者は何名だ総監と副総監殿」
「第一支部から四名だけだ他の支部からは誰も出せない」
たった四名のみ、何故他の支部からは誰も出れない確かに現在人型のエイリアンの情報でこちらもてんやわんやだ…
「分かった向かわせろ」
◆
「全員ご飯が出来たよ〜」
「「「は~い」」」
「あ~いい湯だった」
禍々しいオーラを放つドス黒い何かが目の前に置かれる
「えっ…何これ…」
「気持ちわる…これ魚?腕みたいなの生えてるんだけど…」
あまりの見た目に動揺が隠せずにいると隣にいた水仙さんがパクパクと次から次に口の中に料理を入れる
「ここのキッチンで作ったものは見た目味ともに品質が確実に落ちる、栖は私達が作るよりも大分まだ食えるほうだから………」
水仙さんは黒く変質したご飯?が入った茶わんを持ちながら遠くを見つめる
「無理ならカップ麺を食べろよあそこに置いてあるから」
水仙さんが指さす方には山積みになったカップ麺の山があった、そこには既に何人かがカップ麺を手にとっていた
「はぁ今日も残ったのを私と青さんで食べなきゃいけないのかな……」
したを向く水仙さんに慰めをしながら横を向くと黙々と口にご飯を詰める風花がいたその隣には白目をむいた寸菊がぶっ倒れていた
「どわぁ!寸菊大丈夫か」
駆け寄ると堅持が隣で「南無三」と言いながらカップ麺をすすっていた、堅持の頭にゲンコツを入れて自分も席に着きご飯を口に入れる
「あぁ光輝目ぇ覚めたか」
机に突っ伏す様に寝ていたのか前髪を整えながら青さんの方を向く
「光輝明日の任務頑張れよだから俺から」
青さんが渡してきたのは剣だった「えっ…え?」突然の出来事に理解が追いつかずにいると
「お前まともに攻撃手段ないからさ一応な」
渡された剣は軽く片手で振れる程の軽さだ。
「ありがとうございます」
俺は青さんに背を向け男子部屋に向かう




