表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
228/230

228.




まったく会ってなかった親子にしては、普通に話してるよね。勝手に仲悪そうだと思ってただけで、普通に仲いいのかな。【概念】のときに会ってるはずだし、元々仲よかったとか?


「はじめまして。創造主が一人、龍王タビア。龍神たちのまとめ役をしているわ。こっちは」

「フランです。よろしく」


あ、意外と優しい。見た目と合ってないですよ。黙ってると少し怖いけど、話すと優しい人だなって分かる。


「……ご結婚されてるんですか?」

「あぁ、彼女ですよ」


薬指に指輪をつけてるから既婚者なのだろうと聞くと、まさかのタビアさんを指された。え、あの人? フランさんって王配なの? でもタビアさんって天帝と……。


「あんまり聞いてやるな」

「まぁ、はい。一応理解はしてますよ」


理解してるんだ。普通ならぶちギレると思うんですけど。相手が創造主だとさすがに無理なのか? フランさんは普通の龍神だもんね。


「タビアさんが産んだなら、普通リフィアさんは天界にはいないよね」

「それに関しては、神のご意志とお答えしておきます」


神ねぇ。何をしたんだか。会いにもいかないってことは、何かしら言いつけられたってことだよね。天帝は知らないけど。


「元々天空領、龍神たちの国は他国と国交をしていないんです。どこにも干渉せず、干渉されず、自分たちの思うがままに生活する。他の国に行くのは手続きとかも大変で、早くても一年なんだよね」

「長すぎじゃない!?」

「十年でようやく一歳の年齢感覚だからな。それに意外とあっという間だぞ」


それは感覚というより、年齢の誤魔化しなのでは……。普通に考えたらラテさんもかなりの年齢だもんね。


「なんで十年なんだろ」

「百年とかにすると一歳ちょいで死ぬのがいるから」

「決められたのが早死にばっかの大戦のときだからね。子どもなんて生きてられないよ」


なんでそこで決めたのよ。そもそも、それって創造主たちは見て見ぬふりしてたの? 何もやらないっておかしいと思うんだけど。


「最初は干渉してとめるはずだったのだけれど、さすがに【概念】が四人もいる状況でそれができるのかって話になったのよ」

「四人? いても三人では」

「あそこにいなかっただけで、まだいるんだよ。大戦のときにいたのはヴァーミリオンの腹心だ」


いろいろとやってるなぁ……。てか、今さらながら意外と大戦のときにいた人多いな。転生してる人が大半だけど。


「……あ、こっちにあるんだ。てかやっぱり下手」

「自分で建てた墓だろ」


何かあるのか。てか、お墓って言ったよね。ここの雰囲気に合わなくないか。

リリアナの方に行くと、そこには木の枝で作られた小さなお墓があった。まさかのだよ。いや、ここに石のお墓があっても少し違和感はありそうだけど、なんで木?


「クロくんのはここにあるんだっけ」

「リフィアもここにいるよ」

「よくここの花枯れないな……」


真っ先に出てくる感想がそれはおかしいと思うんだよ。もっとなんかないの。あなた今自分のお墓にお参りしてんだからさ……。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ