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まったく会ってなかった親子にしては、普通に話してるよね。勝手に仲悪そうだと思ってただけで、普通に仲いいのかな。【概念】のときに会ってるはずだし、元々仲よかったとか?
「はじめまして。創造主が一人、龍王タビア。龍神たちのまとめ役をしているわ。こっちは」
「フランです。よろしく」
あ、意外と優しい。見た目と合ってないですよ。黙ってると少し怖いけど、話すと優しい人だなって分かる。
「……ご結婚されてるんですか?」
「あぁ、彼女ですよ」
薬指に指輪をつけてるから既婚者なのだろうと聞くと、まさかのタビアさんを指された。え、あの人? フランさんって王配なの? でもタビアさんって天帝と……。
「あんまり聞いてやるな」
「まぁ、はい。一応理解はしてますよ」
理解してるんだ。普通ならぶちギレると思うんですけど。相手が創造主だとさすがに無理なのか? フランさんは普通の龍神だもんね。
「タビアさんが産んだなら、普通リフィアさんは天界にはいないよね」
「それに関しては、神のご意志とお答えしておきます」
神ねぇ。何をしたんだか。会いにもいかないってことは、何かしら言いつけられたってことだよね。天帝は知らないけど。
「元々天空領、龍神たちの国は他国と国交をしていないんです。どこにも干渉せず、干渉されず、自分たちの思うがままに生活する。他の国に行くのは手続きとかも大変で、早くても一年なんだよね」
「長すぎじゃない!?」
「十年でようやく一歳の年齢感覚だからな。それに意外とあっという間だぞ」
それは感覚というより、年齢の誤魔化しなのでは……。普通に考えたらラテさんもかなりの年齢だもんね。
「なんで十年なんだろ」
「百年とかにすると一歳ちょいで死ぬのがいるから」
「決められたのが早死にばっかの大戦のときだからね。子どもなんて生きてられないよ」
なんでそこで決めたのよ。そもそも、それって創造主たちは見て見ぬふりしてたの? 何もやらないっておかしいと思うんだけど。
「最初は干渉してとめるはずだったのだけれど、さすがに【概念】が四人もいる状況でそれができるのかって話になったのよ」
「四人? いても三人では」
「あそこにいなかっただけで、まだいるんだよ。大戦のときにいたのはヴァーミリオンの腹心だ」
いろいろとやってるなぁ……。てか、今さらながら意外と大戦のときにいた人多いな。転生してる人が大半だけど。
「……あ、こっちにあるんだ。てかやっぱり下手」
「自分で建てた墓だろ」
何かあるのか。てか、お墓って言ったよね。ここの雰囲気に合わなくないか。
リリアナの方に行くと、そこには木の枝で作られた小さなお墓があった。まさかのだよ。いや、ここに石のお墓があっても少し違和感はありそうだけど、なんで木?
「クロくんのはここにあるんだっけ」
「リフィアもここにいるよ」
「よくここの花枯れないな……」
真っ先に出てくる感想がそれはおかしいと思うんだよ。もっとなんかないの。あなた今自分のお墓にお参りしてんだからさ……。




