221.
リリアナたちが話し込んでるけど、天界に行くんだよね?
「……だる。送るわ。男性陣は女子ちゃんと受け止めてあげなね」
「え?」
足下に突然穴が開いて落とされる。いやなんで!? 言い方的にアザリアさんだろうけどどんな魔法だよ! てか浮遊とかできないしぶつかるでしょ!
「シュバルツ」
目をつぶるけれどいつまで経っても衝撃はこない。目を開けてみると、なんか真っ黒なスライムみたいなのが下敷きになっていた。
「ガキども平気か?」
「大丈夫ですけど、なんです? これ」
「俺の守護獣」
これが!? 原型ないでしょ。てか、ニーチェル公爵の守護獣ってウサギじゃないの?
「普段はウサギになってるだけだ」
「この人もかなりチートだよね……」
「【概念】なんてどれもそうだろ。全員不老不死だぞ」
それで死んだ人いるけど、本当に不老不死か? たぶん一名除けばちゃんとそうなんだろうけど。
「不老不死っても、単に魔力で肉体の時間止めてるだけだからな。死なねぇのも壊れた瞬間に治してるだけだ」
「それができるのがおかしいんだけどね」
「お母さんも老けないよね」
「カフニオが魔力回してっからだろ。基本あいつに全振りしてるし」
愛妻家にも程がありませんかね……。大丈夫? ヤンデレ属性とかいりませんからね? やだよ。義父がヤンデレとか。
「普通だろ」
「普通ではないですよ?」
「え、違うんだ……」
「リリアナ?」
ここにもおかしな価値観を持ってる人が……。【概念】って全員こうなのかな。
「全員巻き込むな」
「ここにはいないけど、ちゃんとまともな価値観の子もいるよ」
少なくともここの四人はまともではないと……。変人しかいないのやなんですけど。しかも半分身内って。
「いやぁ、にしても久しぶりだね。あんまり変わらないですし」
「何回か来なかったっけ」
「五年前に一回連れてきたはず」
話すのはいいんだけど、動きません? ここでずっと話しててもなにも知らない進まないので。あと、なんか遠くから走ってきてる人いるんですけども……。




