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この人たちが仲悪いのはもう置いておこう。それで、なんだっけ? 魔帝に挨拶しに行くの?


「執務室いるでしょ」

「大丈夫なのか?」

「大丈夫。魔帝はいい子ですから」

「あの問題児二人に比べたらな」


じゃあ、そこまで移動? てか、普通にいるけど大丈夫なのかね。悪魔って文献だとろくなこと書かれてなかったけど、その主でしょ? 言ってしまえば魔王でしょ?


「執務室までお越しいただく必要はありませんよ」

「引きこもりが出てくるなんて珍しいな」


声が聞こえて、そっちを向けば建物の中から出てくる男の人。デッカ……。身長いくつあるのよ。てか、ゼクトに似てない?


「お久しぶりですね。リリシア様」

「大きくなったねぇ。今はリリアナだし、そえ畏まらなくていいよ。こっちでの地位は既に剥奪されているからね」


リリアナと仲良さそうだけど、どちら様? こっちのことガン無視ですけど。


「レヴィアタン、サフィス」

「……はい」

「最悪……」

「お前たちの勝手を今さらとやかく言うつもりはないが、もう少し常識を持て。はしゃきすぎだ。……それと」


男の人は王太子殿下とラテさんの頭に手を乗せ、撫で始める。二人は予想外だったのか目を点にしてる。いや、そりゃそうだよね。知り合い?


「子どもたちをよく守ったな」

「……恥ずかしいからやめてくれない?」

「あの、もう子どもじゃないので……」

「俺からしたらまだ子どもだが」


すごい不服そうな顔をしているけど、二人が嫌そうにしているから頭を撫でるのはやめたらしい。それで、本当にどちら様?


「俺らには挨拶なし?」

「あなたには何度も会っているでしょう……。それと、前に書庫から盗んでいった禁書を返してください」

「あと二百年は借して」

「今すぐ返してもらっていいですかね? 大戦期の書物は貴重なので」


借りパクしようとしてない? あと、禁書ってそんな簡単に取れていいものなんですかね……。


「誰あの人」

「魔帝ですよ」

「一応俺の親父」


……あの、目の前で第一魔術師に迷惑かけられまくってる人が? 威厳ないけど、本当に魔帝なのかな……。影武者とかではなく?


「元々人見知りな子だったし、ペットがいじめてたからね」

「可愛がってあげてたんだよ」

「誰がどう見てもあれはいじめだと思うが」

「老害」


第一魔術師も威厳がないよ……。仲がいいのはいいけども、良すぎなのは考えものなのかな。それとも、この人たちだけに関してはなのか……。






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