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まぁ、自分の守護獣に黒と白だからノアとヴァイスって名前付けるくらいだもんな。今さらか……。
「ついでに先に私の方言っちゃうか。龍と天の子、天界序列四位、天界第二皇女のリフィアだよ」
こっちもこっちで地位高くないですか。いや、【概念】の時点で高くはあるんだけどさ。いくらなんでも高いのよ。あなた四分の三は地位高くない?
「そこに関しては私の転生先を弄ってるだろう人に」
「弄ってねぇよ。どっちかって言うと、お前が勝手に変なことするから限定せざるを得ないんだが?」
「名前あげただけなのに酷いなあ」
「そのせいでいろいろ狂ってるんだが……」
リリアナからしたら、知るとこではないよね。そもそも、リリアナに記憶があったのかどうかでかなり変わるだろうし。そんでもって名前あげるってなんですかね。名付けと何が違うんですか。
「リリーが渡したのは【概念】としての名前。神の一部だよ」
「何してるの問題児」
「私にくれたやつなんだから、どうしようと私の勝手じゃん。そもそも私のだしな?」
だからと言ってあげていいものとダメなものがあるでしょうよ。てか、やりそうなの分かるでしょ。忠告しときなさいよ。
「……話が逸れてますが、いいですかね。魔界序列八位、七大悪魔が一人【怠惰のアケディア】魔界防衛最高責任者、クラファスです。ゼロニクルの異父兄です」
「……ゼクトくん、不義の子?」
「創造主はそういうことしなくても子ども産めるんだよ。ガキ産むのに合意してるし、報酬もある」
ちゃんとしてはいるんだ。創造主の子どもを産むって、相当だよな……。
「子どもたちには会ったことあるから言ったけれど、魔界序列九位、七大悪魔が一人【嫉妬のインヴィディア】堕天使種長、スフィアよ」
……あれ、ところどころ抜けてない? 四位と五位と七位。……ん? でもどっちにしろ数合わないよね。一位は魔帝確定としても、他は?
「四位はゼロニクルの姉。五位と七位は…天界の皇子と皇女を迎えに行ってる」
「……え、来るの?」
「妹が戻ってきたんだから来るだろ」
……リリアナ? ちょ、あの、後ろに隠れようとしないで? あんたのお兄さんとお姉さんが来るだけでしょ。
「無理無理無理。二人と喧嘩して死んでるし……」
「何してんのよ……」
「リフィアは自分のこと知らなすぎなのよ」
「教えてくれなかった側が言うことじゃない」
少しくらい調べなさいよ。自分のことでしょ。聞けば教えてもらえるでしょうよ。
「はぐらかされた」
「誰に?」
「精霊たちは言ってくれないし、ルシファーさんたちに至っては逃げた」
んー、周りにいるメンバーがなんとも言えない。精霊って、たぶんジンが主だよねぇ。何気にリリアナの周りによくいるし。契約関係じゃないのにいるってのが不思議だけど。




