208.
Merry Christmas!
まず、転生してるのは結局誰なの。そこからだし、転生者多すぎね?
「私、アイリス様、お義姉様、ゼクト、ラテ、再従兄様、ヴァーミリオン、ニーチェル公爵、第一様ですかね」
「十人くらいいるんですけど」
「ここにいないだけでもっといる」
それで、その転生者たちはなんでそうなった。てか、人外率高くない?
「リリアナ嬢とヴァーミリオン、第一魔術師と俺は元は【概念】」
「なんで四人もいるんですかねぇ」
多いんだよ。そしてなんであんたら死んでるのよ。一応この世界の作り手だよね? そんでもって誰が何?
「私が【調和】で、ヴァーミリオンが【破壊】、ニーチェル公爵が【音】で第一様は【時】ですね」
「そこ二人がトップなの怖くない?」
「怖いも何も」
「【調和】が死んだからってすぐに【創造】は寝て籠るし、こいつは全員殺してリセットするしで恐怖政治どころじゃないよ」
やってることが悪なんだよ……。んで、それはいいんだけど、ラテさんたちは?
「どこから話せばいいのか分からないんだよねぇ」
「えっと、コレと私、あとはヴァーミリオンとかもそうなんですけど、大戦期と呼ばれるときに生きていた者です。最終的には死にましたが、私はその後、天帝様によって神族として生き返りました」
「仲悪いのは」
「大戦期に殺り合ってたからですね」
そりゃあ仲が悪くて当然だよ。逆によく仲良くしてたね? あんだけ何度も顔合わせて殺し合わないもんなんだ。
「大戦期の奴らは殺し合った瞬間誓約が発動して死ぬからな」
「あったね。そんな誓約」
「過激派は全員消えてるからほぼ意味ないけど、あったわね」
なんでかけられてる人たちがこんなのほほんとしてるの。そして王太子殿下とフローリアさんはいつまでそうやってくっついてるの?
「再従妹殿、これ取って」
「リフィアちゃんは私の友だちなので無理です~」
「……侯爵はなんでこんなのに耐えられるの」
「アディッサは人前でそんな来ねぇよ」
人前だと先生が嫌がるからなだけでは……。それを考えると、アディッサさんの方がまだ周りの目を気にしてくれるのか。
「人前でイチャイチャしてデートしてるのに?」
「姪、ちょっと黙ってろ。あとで欲しがってた魔術本やるから」
「アディッサ呼ぶか?」
「絶対やめろ」
たぶん、大人組いなければ普通に呼んでたろうな。私たちはデートしてるところ見たことあるし。先生が女の人といるの、あんまり見ないから驚くけど。
「……シエル、恋人いたんだな」
「顔赤いぞ」
「シエルの恋人って、どんな方なんですかね」
「お前ら、ガキどもいるからって好き放題言ってるが、戻ったら覚えとけよ……」
先生、顔真っ赤ですよ……。




