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205.




リリアナが仕方ないとばかりに龍に近づくと、先ほどまで暴れていたのが嘘のように大人しくなる。やっぱり、あそこで見た龍なのかな。


「お前はいい子ですね」


そのいい子はリリアナ限定だと思うよ。もしかしたらリリアナが治ったからなのかもしれないけど、少なくともあれはいい子じゃない。


「メルティアス、悪かったね」

《お元気そうで何よりです。御子もご無事そうで》


さっきからなんか違和感あるなと思ったら、敬語とタメ口が混ざってるのか。それに、雰囲気も違う……。


「で、あいつは?」

「あっちにいる。魔術師らももういると思うぞ」

「下は?」

「いらないから処分しろだとさ」


そうだ、下の人たち! 龍が何度も落ちてるし、暴れてたよね。


「リフィア、食べていいよ。ヴァイスとノアも、食べたいなら行っておいで」


リリアナの言葉を理解する前に、三匹が下へ行く。……待って、食べるってあそこにいる人たちだよね!?

下を見れば、そこはもう惨劇としか言いようがなかった。三匹の龍が大勢の人を無情にも食らっていく。幸いなのは、ここが地上から離れていてよくは見えないことだ。ぼんやりとしか見えないから、その光景のせいで気分が悪くなることもない。


「意外とあの子たち食欲旺盛?」

「誰かさんの魔力が空っぽなせいだと思うけど?」


リリアナの魔力が空っぽには見えないんですけども。それと、普通にグロいからやめてほしい。倫理観をどこへやったの……。


「説明ほしいんだけど」

「上に行きましょうか。あっちの方がしっかり見てるはずなので」

「え、あいつら置いてくの?」

「賢いから大丈夫」


何も大丈夫じゃないから。あと上ってどこよ。


「魔界ですよ。魔界」

「当たり前のように言われても……」

「管理者全員知り合いなので大丈夫です」


どこをどう見たら大丈夫なのか聞きたいけど、まず魔法陣勝手に作るのやめようね? そして下の龍をどうにかしなさい。


「……メルティアス」

《転移後にお連れします》

「龍の使い勝手のよさ……」

「私の子たちは優秀なので」

「一応あれ、違法スレスレで造ってた記憶があるんだけど……」


まず生命造ることが違法なはずなんですけど、なんで御咎めなしなんですかねぇ。リリアナ、権力持たせたらまずいタイプなのでは?


「ハゼルトに権力持たせる時点で終わりだよ」

「やらかしたらもみ消す協力者もいるし」

「俺まで巻き添えで罰くらったら嫌だからな」


だからってそんなことしたらこの人たちがもっとやらかすの目に見えてるでしょうに……。






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