表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
199/230

199.




七大悪魔相手の契約はさすがに破ったら問題どころの騒ぎじゃない。てか、なんであいつが出てくるの。言いたいことはあったけど、後ろから何かが衝突する音が聞こえて、見るとあの龍が地面に倒れていた。


「さすがに龍相手はキツいな」

「四人がかりでやっとなのは相変わらずだよねぇ」


四人ともボロボロだし、てか倒せたの!? 自分たちよりも圧倒的に格上なはずなのに。いや、なんかそこ三人最上位種族みたいだけどもさ。だとしてもだよ。


「……まだ動いてる?」

「殺すとリリーにまで影響が出る。かなり弱らせておいたからしばらくは大丈夫なはずだ」

「あ、てかあんたたちも」

「説明はあと。先に公爵だ」


いや、ゼクトからしたらそうだろうけど、こっちからしたら両方意味分からないから! てか一回剣しまって。


「リリーにかけたやつ解け」

「お前の命令に従う義理はない。あんま調子乗んなよクソガキ。お前ら生かしてんのはあの子が気に入ってるからだ」

「あの子……?」

「リリィだろうね」


だとしたらそれこそ、疑問があるけど。リリアナが気に入ってるから生かしてる。言い換えればリリアナのために残してるようなもの。なのになんでリリアナに呪いと魔術をやった? 転生のことと言い、今回のことと言い、不明な点が多い。


「昔、この世界はとある三人によって造られた。三人はそれぞれ【創造】【破壊】【調和】を司り、自分たちの眷属を造った。後に【概念】と呼ばれる存在と【創造主】と呼ばれる存在。三人は【概念】に属し、自分たちの望む世界を築いた」

「それが今となんの関係が」

「まぁ聞けって。そいつらに寿命はなく、永遠に生きる。だが、現存する【概念】は一人しかいないんだ。正確には、【概念】として生き続けてる存在がだけどな」


突然何を言い出したかと思えば、本当に何? 話の関係性が見えないんですけど。


「じゃあ何故永遠を生きる奴らが消えたのか」

「なんでって……」


あるとすれば、同格の者であれば殺せたとか、そういうのじゃないの? それで残ったのがその一人で、他は死んでるとか。


「答えは簡単。そいつらの中心である【調和】が殺され、【破壊】による大虐殺が起こった。止めるべきである【創造】はそいつらに愛想を尽かせ、いつ覚めるかも分からない永い休眠を始めた」


三人への権力分散によって保たれていた平和は、一人の崩壊で呆気なく終わってしまう。失った哀しみか、いなくなったことにより自由にできるからなのか、他の者を殺していく。一人が欠けて一人が力を放棄したために独裁政治のようなものが起きた。これをわざわざ伝える理由は? そもそも、ニーチェル公爵はなんでこれを知ってるの?


「さて、じゃあもし、【調和】の魂が新しい肉体を得たとしたら?」


独裁政治を終わらすためにも必死にその子を探すだろうけど……。


「当然ながらみんな必死に探す。が、問題も起きる。その子の所有権は誰にあるのか」

「人をモノみたいに……」

「唯一あいつを止められる子だ。【創造主】たちもほしがる。だから、そうならないためにもあの子には覚醒してもらう必要があった」


さっきも言ってたな。覚醒って。なんとなく、ここまでくれば分かりはする。


「リリアナ嬢は【調和】の生まれ変わりだ。んで、俺はあの子が【概念】としての力を取り戻すようにしろって言われてやってるだけだ」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ