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お兄様たちの大切な卒業式だというのに中断せざるを得なくしたフレミア侯爵令嬢とそのご友人方。しかも年下ではあるものの、爵位が上である私をフルネームで 呼び捨て。いったいフレミア侯爵はどこで育て方を間違えたのでしょうね。


前に出れば周りがざわつく。私が出てくるとは思わなかったのでしょうね。一部では私、悪女とか言われているみたいですから。なんでしたっけ。「伯父と淫らな関係にある悪女」でしたかね。伯父様はアティッサ様一筋ですし、私も伯父様に恋愛感情持ってないんですけどね。


「わざわざ式を止めてまで、なんでしょうか? 式よりも重要な事柄でないのなら、それ相応の罰を受けると思いますが」


フレミア侯爵令嬢たちの言い分は長ったらしかったのでまとめますと、例の伯父様との関係もそうですし、家の権力を笠に着て好き放題している。さらには学院での成績も伯父様に改竄してもらっていて私の本来の実力てはない。そのように不正する者は殿下の婚約者にはふさわしくない、と。


…………え、これここでやる必要ありました? 終わってからでよくないですか? 今でないといけない理由が今の内容のどこに含まれてたんですか?


「伯父様とはそのような関係はありません。好き放題がどの範疇なのかは存じ上げませんが、少なくとも他者を貶めようとするあなた方のようなことはしていないです。成績に関しましても私の実力です。私が使っているモノは特殊なので、改竄などは不可能です」


まぁ、こう言って素直に引き下がる方ではありませんよね。逆にこれで終わりとなったら散々陰湿なことをされてきたのはなんだったんだとなりますから。

昔から殿下の婚約者ということで目の敵にされ、ネチネチと陰湿なイジメなようなものをされてきました。表立ってはされませんでしたが、学院に来てからも邪魔されましたし。伯父様との関係とやらも、どうせ彼女が流したのでしょうね。


「そんなの、いくらでも言い訳できるでしょう!」


ギャーギャーと喚いていますが、これ証拠持ってないですよね。いや、そんなもの存在しませんけども。せめてこんなこと起こすのなら一つや二つくらい証拠を捏造してきません? あまりにもお粗末すぎます。


「……もういいですよ。こちらとしても、目当てはあなた方ではないですから」


ということで、さっさと出てきていただいてもいいですか? 悪趣味な信仰をお持ちの方々。せっかくの式を邪魔されたのですから、あなた方を手土産にでもしないと気が済みませんので。







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