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18.




「……あの人の守護獣ってさ」

「メリアの思ってる通りだよ」


これまた何かあったパターンなのかな。もうよく分からないよこの世界。


「お父さんの守護獣がどうかした?」

「【学院の三魔】はやっぱりおかしいってことだよ」


【学院の三魔】って、また大層な二つ名だな。何をやらかしたんだニーチェル公爵は。というか、あと二人はどなた。


「ニーチェル公爵とシエルさん、メルトさんの三人だよ~」

「メルトさんってのは誰?」

「シエルの双子の兄貴」


いつだか話してた先生のお兄さんか。でも、なんでその三人? 先生とそのお兄さんはなんか、ハゼルトだからって好き勝手してそうなイメージあるけど。


「シエルとメルトを止められるのがニーチェル公爵だったから」


それでまとめて三魔か。ニーチェル公爵、問題児たちとまとめられてて可哀想すぎないか?


「話がそれたけど、ハゼルトを信仰してる奴らはハゼルトが国に属するのを嫌がってる」

「だとしても、こんなことしてどうにかなるワケなくない?」

「ハゼルトへの信頼………もっと言えば、リアへの信頼を消せばいいんだよ」


リリアナへの信頼を? 確かにハゼルトの血を引いてはいるけど、なんでそんなことをする必要があるの。リリアナは別にハゼルト侯爵家の人間ではないのに。


「ハゼルトの後継者は現状リリアナちゃんのみ。ユラエスくんはシティアルを継ぐからね」

「ハゼルトってのは血縁関係を重んじる。ハゼルトの中でも類を見ないほどの力を持つリリーを見限ることはまずない」


だからリリアナを失脚させてこの国から追い出す。そうすればハゼルトは自然と消える。


………ゲームでも、そうだった?

ゲームではどのルートでもリリアナが追放されていた。その後は明確に表記されていなかったけれど、もしハゼルトがいなくなっていたら? この国自体、ハゼルトという存在があるからこそ世界情勢でかなり高い地位にいた。ここら辺は各国が友好的ではあるものの、戦争する国も当然ある。この国が建国してから戦争に見回れたのは片手で数えられるほど少ない。それに、その全てがハゼルト侯爵家の人たちが終わらしている。

ハゼルトを抜きにしても魔法のレベルなどは高いけれど、戦争となればまた変わってくるはず。


「……理解できたかな。君たちが平和と呼ぶものは簡単に崩れる砂上の楼閣だってこと」

「ハゼルトが好き勝手やれば自然と恐怖政治になり、地上はハゼルトによって統治される……」

「ハゼルトを神として見ている連中からすればいい話だ」


ハゼルトが面倒くさがってやらない可能性はあるけれど、それはあくまで私たちの知ってる先生やリリアナだったらの話。次の代もそういうのを嫌がるとは限らない。


「……まぁ、そんなことあり得ないんだけどね」

「それまた何故?」

「そういうのを抑えるためにあるのが人類最強の【魔塔】だからだよ」




「なんか久しぶりに見たなこれ」

前作見てない方ははじめてだからやめなさい。

「時間間に合ってないけどお前」

いやぁ、なんか、ねぇ?

「ずっとやってるのに投稿忘れるなよ」

ごめんなさい。


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