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魔導兇犬録:脱大者  作者: HasumiChouji
第一章:太陽の下で
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特務機動隊小隊長 木村正隆 (7)

「消耗品の補充が終り次第、すぐ出てくれ。お前の家族が誘拐された件と関係が有るのは確実だ。ガザ入れの場所が多いんで小隊を2つに分けろ」

 俺達が所属する中隊のオフィスに戻ってすぐに、中隊長から、そう命令を受ける。

「了解しました。場所と対象(マルタイ)は?」

「『在大阪都・元相模原市民会』を称している団体の役員の家だ。身柄の確保と自宅に有るPC・携帯電話その他の情報機器は全て押収しろ」

 かつて、第二次朝鮮戦争が飛び火して起きた内乱で中国の共産党政権が崩壊する前、中国国外に有る「在××・○○省出身者会」といった在外中国人の親睦団体・互助組織を装った団体が共産党政権のスパイ活動の一翼を担っていたらしい。

 それと同じように、富士山の噴火の後に雨後の筍のように設立された自称「関東難民」の親睦団体・互助団体を装っている組織の正体は……「外」のテロリスト達のフロントだ。

 本当は日本人ですらない何者かを、富士の噴火より前に関東に住んでいたれっきとした日本人を装わせて、大量にシン日本首都内に送り込み、このシン日本首都の治安を悪化させるつもりらしい。

 だが、ヤツらの偽装工作は結構念が入ったもので、一般警察も入国監理局も中々尻尾を掴めていない。

 しかし……俺達、特務機動隊は令状(フダ)なしでの逮捕や証拠押収が認められており、何だったら、被疑者(マルヒ)じゃなくて参考人・証人として「御同行いただく」方が手間が少ない場合だって有る。

 そもそも、富士の噴火の前から不法滞在容疑の外人どもは、入管の裁量で逮捕状も裁判も無しに収容所に送る事が出来たのだ。

 俺達「特務機動隊」は、いつも一般警察や入管のサボリのツケを払わさせる羽目になり……とうとう、俺の愛する家族まで誘拐される事態になった。

 俺は、後方支援チームに俺の部下の端末に資料を転送するように支持、2つに分けた小隊の片方の指揮を、一番古株の部下である芳村に任せ、車に向かった。

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