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Achieve〜与えられた試練〜  作者: Tale Jack
★第一章 【第一の試練】
49/56

41.=終章=謎の女

長々とお待たせしてしまい申し訳ございませんでした。

「それは……」

 

 そう口から出掛かり意を決して話そうとすると、辺りの人々がどよめく。

 

 何が起こっているんだろうと思ってその起源の方へ目を向ける。すると周りにはさっきまでとは打って変わって人だかりが出来ていた。まるでオスカー俳優の行進を見届けるかの如く、ある一線をサンドするように。その人数は甘いものに虫がたかる様に時を追うごとにどんどん増えてゆく。

 

 ボクはそこまで徐に近づいていって何が起きているのか見てみる。人だかりの主は男子ばかりであった。という事は……。

 

 近くまで行ってみるとあまりの人だかりにその一線に何があるのか確認する事ができない。

 

 ―――どうしよう

 

 そう思ってボクはその人だかりが一端切れる昇降口まで歩いてゆく。

 

 途中水島さんがボクの後ろまで追ってきて

 

「どうかされたのですか?」

 

 そう背後から聞いてきた。

 

「いや、少し気になりましてね……」

 

「左様ですか、では私もお供致します」

 

 そしてやっとの思いで昇降口まで歩いてゆくとやっとその正体が分かった。

 

 ロングショートの女の子がこちらに向かって歩いて来ている。そう、どうりで男子が多いわけだ。

 

 遠めで少し分かりにくいが自校うちの制服とは違った制服を着ているようだ。黄土色のブレザーの下に一際目立つ大きな赤のリボン。紫と黒のチェック柄の割と短いスカート。生足を見せない為なのか黒のストッキングを穿いている。

 

 その子との距離が段々と近づいてくる。辺りの男子はひそかな声であらゆる事を言っている。

 

「フツーに可愛くね?」

 

自校うちの学校じゃなくね?」

 

「あのストッキング……、なりたい」

 

「足長げぇ~」

 

「嫁に来てくれないかな」

 

 打って変わってその対象が目もくれず昇降口に入ってゆこうとするとふと足が止まる。何故か彼女は口元に笑みを浮かべている。きっと元からそういう風にしてきているのかもしれない。

 

 そして徐に顔をこちらの方を向ける。

 

 よく見ると髪を一点だけ白のレースで結っている。背はそんなに高いと言うわけでは無いが、顔は小顔、目がパチクリ大きいのに加えまつげまでもが長い。口元は唇が何故か艶やかでぷるんとしてそうな膨らみを帯びている。そして何よりも肌が透き通るように白い。

 

 その内目がピタリと合って、鼓動が高鳴った。ある意味雷鳴を打たれたかのような衝撃を受けたのだった。

 

 ――――――この子は……

 

 彼女はボクの方に向かって満面の笑みで手を振ってそれから昇降口に入っていった。

 

 ボクは咄嗟に目を逸らしてその場を離れた。

 

 周りの男子は皆ボクに向かって異様な眼差しを浴びせる。

 

 そして校舎裏まで来たところで一息ついた。

 

「どうかなさったのですか? あの女性とはお知り合いなのですか?」

 

 水島さんが心配そうな眼差しでそう尋ねてくる。

 

 そう、ボクはあの子を知っているのだ。しかし何故彼女がここに……。確か学校は女子高に席を置いていたはずである。成績優秀で奨学金をもらって学校に行ってる。まさか辞退するわけではあるまいに。

 

「え、えぇ。ちょっとした……顔なじみ程度のものなのですが、ね」

 

「左様ですか……、して先ほどの事をお聞かせ願いたい」

 

 先ほどの事? あっと、あぁボクに与えられた試練の事かっ

 

「それは………、ぼ、ぼっボクが将来のパートナーを、今年度じゅうに決めるって、そういう内容でした。無茶ですよね? 今まで女性と関係を持った事の無いボクが女性と将来を約束するなんて」

 

 すると水島さんは目を大きくしてボクの目を見据えた。

 

「それはそれは、御当主様も思い切った事を……。しかし御当主様も今の奥様と高校時代に婚約しておりましたし、私にとってはそう驚く事でもないのですが。しかし、あゆむ様にとっては一大事なのでしょう、しかしプラスに考えれば今年一年間あるのです。色々な経験をお積みになられて、多くの女性とお付き合いなされば良いのではないでしょうか」

 

 水島さんは口元に笑みを含んでそう助言する。

 

「そんな、やり手みたいな事ボクが出来るわけ無いじゃないですか……、それに……」

 

「それに?」

 

 ここで間が空く。暫くの沈黙。

 

 言っていいものなのか、でもこれは源家に関わる事だし。

 

「ぼ、ボク、あの、だから、こ、こ、ここ、婚約者が出来たみたいなんです」


 辺りは静けさを呈すかの如く、風に揺れる木の葉の音が深々と響いている。

 

 Conclusion

 

 To Be Continued……

御閲覧戴きまして誠にありがとうございました。


皆様のお力添えのお陰もありまして、めでたくも当話にて第一章の方のストーリーが完結致しました。


なんかあっさり終わってしまったと思っております。故に、これから改編を行ってゆきます。ストーリーの主軸をあまり変えませんが、おかしな所は修正して話もがらっと変えます、いえ、ストーリーを膨らませるといった方が正しいのでしょうか。とにかく次に投稿する際にはまた変わったプロローグですので宜しくお願い致します。


加えまして皆様からのご意見を賜りたいと思いまして第一章が完結したこともあり、アンケートのリンク設置も考えておりますので、施行後には何卒宜しくお願い致します。


~Special Thanks~

●ライクス様


それでは話が戻りますが、次のストーリーもご閲覧戴ければ幸いです。

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