特別話➁.加奈子
※今回は作者Tale Jackが監修・監督に回り、小説に関して経験不足の代筆者である私が経験を積むという趣向から以下のストーリーを執筆しました。
いわゆるサブチャプターです(笑
何卒不慣れではありますが、宜しくお願いします。
少しでも楽しんで戴ければ幸いです。
代筆者 じぃ
「やっぱり、暇だわ〜」
柊加奈子はマンションの一室のソファで一人、寝転がっていた。
テレビには、いつもは職員室で見る昼のワイドショーが流れている。薄暗い部屋は一層、加奈子の感情を錯乱させる。
「もぉ、やんなっちゃう。何が謹慎処分よ! わたしはただただ○○を××して△△しただけじゃない」
もちろん書けない内容をしたのである。男性教員ならすぐ処分の内容である。ワイドショーで報道されなかっただけでも良かったものの、加奈子はまだ文句があるらしくぶつぶつ独り言をかれこれ1時間ぐらい言っている。悲しい三十路である。
またビールの空き缶が増える。純粋な麦ビールを買うお金はない。今話題の第三のビールである。 そしてこのお酒にも加奈子の愚痴が飛ぶ。
「なにが、本物と変わらないですよぉ〜だ。違う中の違うじゃない! おいしくない! おいしくない!」
まだ中身が少し残っている缶をゴミ箱に向かって投げつける。勿論入らない。そして、またソファで暴れる。はたからみたら駄々っ子である。
「あああああ〜、もうやだ、やだ、やだ」
そして、加奈子はのっそりソファから起き上がり、リビングの置くに向かう。そして部屋の奥まったところにあるクローゼットの前で立ち止まった。そしてまた独り言。
「でも私、キョウトゥーの事は恨んでないんだ〜。私のためを思ってやってくれたんだもんね! キンシンショブン〜」
クローゼットのに寄りかかり、天井を向く。
「だってキョウトォー優しいしぃ、渋いしぃ、ニヒルだしぃ・・・それに・・・」
加奈子は振り向くと、クローゼットの戸に手を掛ける。そして勢いよくあける。
バッ
そこには加奈子のいう、優しくて、渋くて、ニヒルな教頭の写真が所狭しと貼ってある。その数は電卓でも使わないと数えられないほどである。加奈子はそれを安息の地に来たような顔で、目をきらきら輝かせ見つめた。
「キョウトゥー様。私の王子様〜」
普通の人が見たら何処から見ても王子ではない。脂ぽい禿げた親父である。加奈子のいいところは外見で人を判断しないところなのか、それとも目に異常な病気を持っているのか・・・。
「いつもどこでもこっそり後ろから見てますよ、キョウトゥー様!」
そして教頭の顔写真も手に握ると軽い口付けを交わす。
プルルルル……
加奈子が余韻に浸っていると、電話が掛かってきた。
「もうぉ!」
機嫌を損ねた加奈子が電話に出ると
「もしもし、柊先生。教頭ですけども・・・」
それは王子様からの連絡だった。いつもなら録音機をセットしておく加奈子だがそこまでの準備はできていなかった。
「あ、キョウトゥーさま・・・じゃなかった、キョウトゥーおはようございます。どうなさりましたか。」
突然の電話にいつもは使わない敬語(意識的に)になってしまう。
「いや、明日から学校きていいから。校長には私から言っといたから。それだけね。じゃあまた。」
加奈子があっという間もなく、電話を切られてしまった。
加奈子は電話を置くと、またクローゼットの写真に目をやり、独り言を呟く。
「もお〜恥ずかしがり屋さん」
そしてクローゼットを閉め、出掛ける準備をすることに決める。
今日も教頭の後を付けに夜の街に出る。
加奈子さんは変態ですっ!!
これからも加奈子さんと教頭をヨロシクお願いします!
一方、公に私の小説を公開した事がなく、今作が初めてです。
何か、感想など寄せて貰えると嬉しいです!
あと、Tale Jackさんの本編の作品の評価・ランキング投票等も、私の作品を含め、面白いと感じて戴けた方は宜しくお願いします!
それではまた次のストーリーを読んで戴ければ幸いです。
代筆者 じぃ