5話朝と学校
いやほんとに更新遅れてごめんなさい。試験が終われば!!
あとがきにえりなのイメージ画を載せておきました!
少し暑くて目が覚めた。今の時間は…5:30か。
あぁ…よく寝た。昨日は騒がしかったな。
ん?なんか左右に違和感。ついでに膝上くらいにも。
右側の布団をめくるとセレンが寝息を立てていた。まぁいつもどおりだな。
左の布団をめくったらなんと、そこには
幸介が居た。
えええええええええええええ!なんでやねん!ここって普通えりながいるんじゃないの?!
いやね?あのさ、期待してたわけじゃないけどさ。ね?わかるだろ?
ちなみに幸介は頬のあたりにあざがあった。昨日はなかった。あいつは風呂を覗きに行った。
つまりそういうことだ。てかさ、がっつり幸介抱き着いてきてんだけど。何こいつ。
隠れホモ?あっそうだ、膝上は…
まあえりなですよね。
知ってた。ていうかこいつらが密着してるせいであつい!
布団から出た。それと同時にセレンが起きてきた。
「おはようございます。龍華さん。いい朝ですね。昨日は幸介さんに3発お見舞いしてあげました。」
「ああ、なんか、すまんな。」
「…お気にせず。」
「超気にしてるようにしか見えねぇ。」
「龍華さんとラティム様意外に見られるのは初めてでしたので。」
「そう…。いや!?俺見たことないぞ?」
「あっ、なんでもないです。」
ちょっと何言ってるかわからないけど、朝飯作るか。
うーん…おっパンがあるな。あいつらの分の弁当も作ってやるか。
「そいえばさ、情報収集って何してんの?」
「探す女性の身元は分かっているのですが、対抗手段が少なすぎるので神界のデータベースにアクセスして調べています。でも私にアクセス権があるのはlv2までですから。でもlv2でも相当データはありますがね。」
「おいおい待て待て。神界のデータベースにアクセスしてまでしないと倒せないのか?ていうか戦うのは確定なのか?。」
「おそらく…96%の確率で問答無用で戦うことになります。」
「うっそだろ?てかそんな強いやつ放置で大丈夫なのか?」
「大丈夫です…というかラティム様は変な人だと思われるから、とおっしゃっていましたが、あれは今は力が
安定していないので最悪暴走する危険性があるから、という理由です。ちなみに暴走するとマレーシアからタイのあたりまで吹っ飛びます。ここでいう吹っ飛ぶは、消し飛ぶほうです。」
「ああ、それは接触しちゃだめだわ。よくわかった、、、けど成長?安定?したらヤバすぎないか?」
「暴走の危険性だけでも押さえておけば龍華さんの力で何とか…」
「まて?俺も一緒に俺も封印とかないよな?」
セレンは少し黙った後目を背ける。
「あるぇ!?マジで?やばいなぁ!ヤバいなぁ…」
「もっともっと力をつければ行けますよ!た、多分ですけど。」
「多分やんけだめやんけ!」
壁を殴った。ドン!と音がして壁がへこんだ。というか裂けた?やべえ。
「あ、それより弁当作りましょうよ!さあ!」
「そ、そうだな…」
まじかそんな運命か。いや、力でねじ伏せてやる。そうだ、そうしよう。俺にはこんな力があるんだから。
修復、と心の中でとなえ魔力が抜けていく感覚とともに壁が見る見るうちに治っていく。
「ん~。りゅーちゃん、なんかおっきい音したけどなんかあったの?」
えりなが起きてきた。
「いや、なんでもないぞ。弁当作っとくから寝ててもいいぞ。」
「んーいや。ダイジョブ。目覚めた。お水貰うね。」
そういうと、えりなはコップを取り出し、水道水を汲んで飲んでいた。
「水道水でいいのか?ペットボトルの天然水あるけど。」
「ダイジョブ。水道水も最近は美味しいんだよ?」
「まあ、そうだけど。ぬるいだろうから氷居る?」
「いるー!ありがと!」
そういってぼりぼり氷を食べ始めた。いいのかそれで…。
まあいいか。さてと、弁当はサンドイッチでいいかな。
説明する必要もなく、サンドイッチ3人分+セレンのを作っておいた。
「セレンは食べたかったら余ったビーフシチューあっためて食べといてね。」
「わかりました。ありがとうございます。」
「お礼言われるようなことじゃないって。」
あ、えりなもって帰る分詰めないと。
___
完了して、今は6:40分だ。
「幸介―!起きろー!」
「んん、眠い…。あ、汗やばいな。」
「ん?浄化かけとくか?」
「え、まじか頼む。」
威力を抑えて…。幸介だけがきれいになるイメージで。”浄化“
「おおお、やっぱこれすっきりするな。体が軽くなる。」
髪の毛がうっすら輝いてるように見える。もともと茶色に近かったからだろうか。
「ほい。弁当!」
「まじか。ありがと。購買で買わなくてよくなったな。あ、少し支度してくる。待ってて。」
「りょーかい。」
あ、俺も弓道の袴持ってかないと。
___
7:00
「セレン留守番よろしく。8時前には帰ってくるよ。」
「わからりました。いってらっしゃいませ。」
「おう。いってくる。」
最寄り駅までの道のりで。
「それにしてもさー龍華が魔法使うなんて、考えもしなかったよなぁ。」
「まぁな。俺も今でも信じられないよ。」
「でもさーりゅーちゃんのその、使命?とやらはマレーシアまで行かなきゃいけないんでしょ?」
「確かになぁ。大学もいきたいだろうし、その後の生活とか考えたら、やばいかもな。」
幸介が答える。
内心、金面は何とかなると思っている。
「いや、でも金面は大丈夫だよ。能力を使って儲ける。でもそれだけだと超自堕落になりそうだから働くけどね。」
「え…いいの?そういうことに使っても。」
えりなは不思議そうに尋ねてくるが、
「大丈夫だ。問題ない。セレンにも確認した。その方法も今言おうか?」
「教えて教えて!」
「興味あるな。教えてほしい。」
二人にせがまれたので教える事にした。
「まずお前ら、FXって知ってるか?」
「たしか、為替取引で儲けるやつだっけ?」
さすが成績優秀えりなだ。
「そうだ。日本の通貨、円と外国の通貨でトレードしてその差額で儲けるんだ。
元金は前々からやろうと思っていたから、母親が死んだときに渡された分と、今までためた分で
大体500万くらいある。で、その元金を担保にして元金の何倍かでトレードができるんだ。
ここからが問題だ。俺の能力の一つに、未来視の魔眼というのがある。」
「あ、まさか。」
幸介は察したようだ。
「そうだ。うまくやればすごい大きな利益が出せる。それを今日やろうと思ってる。」
「法律云々はダイジョブなの?」
「魔法だからね、裁く法律がないし、多少はね?」
「あっそっか、魔法だもんね!」
えりなも納得したようだ。
___
ふう、やっと学校についてHRが終わった。
超ぎりぎりで電車乗ったり、幸介がわざと痴漢冤罪を引き起こしていた女性を退治したり、色々とあったが。
「いやー、痴漢冤罪って怖いな。一瞬で人生壊れちゃうじゃん。」
「あの時のお前の顔のほうが怖かったけどな。あの女泣いてたぞ。ざまぁだが。」
「まあね。怒るもんは怒るよ。はぁ、いっそ男性専用車両作ってくれないかなー。」
「ホモであふれる気がするのは気のせい?」
「気のせい。」
「おっそうだな。」
こんな会話をしながら、授業へと向かっていった。1限は英語の授業だが、
これがわかるわかる。異世界語翻訳の影響下はわからないが、なんでもわかる。
英語、苦手教科だったのになあ。
数学の授業では計算がものすごく早くなっていて、単純な2次方程式レベルなら一瞬で溶けるようになった。
国語は文章読む速度がくっそ早くなった。それでいて頭にちゃんと残る。
試しに古文も読んでみたが問題なく理解できる。やべえな、再構築。
日本史と物理?もともと得意だよ?90余裕レベル。すまんな。
え?音楽?楽譜も理解できるし、超美声だわ。すまん、そんなことなかったぽい。
そして放課後。
「はぁぁぁぁぁ。つっかれた。サンドイッチうまかった。」
「せやな。部活だろ。行くぞ。」
サンドイッチはうまかったらしい。また作るか。
それより今は、部活じゃい。
「えりなも部活だろ?水泳だっけか。途中まで一緒に行こうぜ。」
「う、うん!待って待って教科書とってくるね。」
「わかった。幸介は真反対だっけか?まだ剣道場行ってないんだよな。」
「あーとな、結構わかりにくい場所にあるからな~。案内するからさ、今度練習見にに来いよ。」
「おっけー。じゃ、行くわ。」
「りょー。頑張ってな。」
「おう。お前もな。」
廊下に出るとえりながこっちを確認して、鞄を持ってきた。
「りゅーちゃんお待たせ。」
「大丈夫だ、そんな待ってない。行こうぜ。」
「うん。」
色々と話しながら道を歩いて行ってえりなが先にプールについた。
「じゃあね。」
「じゃあな。」
そして、俺は弓道場に入る。
こちらのURLからえりなのイメージ画が見れます。あやしいさいとじゃないから安心してください!
http://prcm.jp/album/1b703aef45b41/pic/56223338