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~3話 吐露とビーフシチュー~

料理要素あり。

家の中に入った俺はセレンにかくかくしかじかで説明した。

「なるほど。能力が露見してしまわれたのですか…。話を聞くところ誤魔化す、

というのは無理そうなので正直に話してしまわれるのが良いでしょう。」


「ん。。そうだな。むしろあの二人でよかったと思うべきだな。ありがと、セレン。」


「いえ、私は務めを果たすのみですからお気にせず。」


「いや、それでもありがとな。あと、セレンも紹介する気でいるが大丈夫か?」


「はい。特に問題ありません。」


「わかった。じゃああいつら呼んでくる。」


ドアを開ける

「2人とも入っていいぞ。」

幸介は部屋がきれいなことに驚いていた。のではなく、セレンが居ることにとても驚いている様子だった。


「そういえば龍華その、そこのきれいな女の人はだれだ?」


もちろんえりなも


「そーだよ!りゅーちゃん浮気!?」


…えっ?俺誰とも付き合ってないよ?

そこは幸介がフォローしてくれた。

「いやいや龍華は誰とも付き合ってないだろ。ないよな?」


「うん。もちろんだとも。俺が絶望的にもてないのはよく知っているだろう?えりな。」

まさかえりなは俺と付き合ってるって勘違いしてるとかじゃ?


「あれ?そだっけ?てっきりこーすけと付き合ってるのかと思ってたよー」

!?そっち?僕そういう趣味ないと思うの!

「俺葉桜からそういう風に見られてたのかよ…。」

ちょっと僕ちゃんびっくり。


「まぁとりあえず話進めようか。」

「そうだな。気になることが多すぎる。」

「うん。まずりゅーちゃんこの女の人はなんなの?」

…嘘はつけないよな。


「まず先に言っておくことがある。この話は嘘に聞こえるかもしれないが嘘なんかじゃない。」

「うん、だいじょぶ。信じるよ。りゅーちゃんだもん。」

。。頬を赤らめながら信じる、と言ってくれたえりなに少しドキッとしたがそれまでだ。

ちゃんと話さねば。


「幸介もいいか?」

「ああ。大丈夫だ。信じる。」

「うん。正直に話すよ。」


____

こうして俺は、みしらぬUSB メモリを見つけ、中のソフトを起動したこと、

そしたら、神みたいな人に会って異世界に存在する能力“ステータス”を貰ったこと、

ある女の子を保護してほしいと頼まれたこと、アシスタントとしてセレンをつけられたこと。

すべてを話した。最初は二人とも驚愕していたが、次第にまじめに信じてくれた。

____

その話が終わった後少しの間沈黙が続いたがそれを破ったのは幸助だった。

「…龍華、話してくれてありがとう。絶対に秘密は守る。その神の任務とか言うのにも協力してやる。」

「私も協力する!いいね?」

ああ、本当に俺はいい友人を持てたんだなぁ。と思うと急に言葉に詰まってしまった。

「わかった…。あ、あ、ありが、とう、ちょっと、まっ、て、うぐっ、うえ…」

冷静に、ずっと冷静にいようと思ったのに、二人の優しさに当てられて泣きそうになってしまった。

「りゅーちゃん。大丈夫、大丈夫だよ。ずっと3人で一緒にいようね。」

「うん。うん。ありがとう、うぐっ、ひっく…」

「わかったらもう泣くなって。男だろ?俺もお前だけは冗談でも裏切ったりしないよ。」

あぁ、もうこいつらは絶対に守る。そう決めた。


セレンは龍華たちを温かく、優しく見守っていた。

俺が泣き止んだ後えりながりゅーちゃんのごはん食べたいって言っていたので

ご飯を作った。今日は気合を入れて作ったぞ。

ビ ー フ シ チ ュ ー だ。

これは時間がかかるので2人とも今日は泊りになった。

親父に送られたものがたまにこっちに来ることがある。肉とか、赤ワインとかも。

あほか!未成年に酒送ってんじゃねえよ!ということで料理に使っている。

牛スネ肉600g~800g

赤ワイン 1本(750ml)

☆玉ねぎ大1個

☆にんじん1本

☆セロリ1本

にんにく 1片

サラダ油適量

ブーケガルニ(セロリの葉、パセリの茎、ローリエ)1束(もしくは乾燥の市販品でも)

トマトソース(又はピューレ)100ml

デミグラスソース1缶

コンソメの素 1個

塩小さじ1

砂糖小さじ2

■ 付け合せ用

小玉ねぎ8~10個

にんじん1本

じゃがいも4個

マッシュルーム1パック

■ 仕上げ用

生クリーム 適量

パセリ 適量

材料はこれである。ちなみに全部家にあった。デミグラスソースとかなかったはずなんだけどな?

☆はすべて薄切りに、肉は大きめに切る。ブーケガルニはセロリの葉、パセリの軸、ローリエをタコ糸で束ねたものを使った。フライパンに油を熱し、肉のすべての面をこんがり焼きつけていく。煮込み用の鍋にうつす。

フライパンに包丁の背で潰したにんにく、薄切りの野菜☆を焦げ目が付くぐらいよく炒める。(油が足りなければ足す)。鍋にワインを注ぎ強火にかける。ブーケガルニ、トマトソースも入れ煮立て、あくを取る。

炒めた野菜を入れ、再び沸騰したら弱火にする。蓋をして、約3時間肉が柔らかくなるまで煮込む。

付け合せの野菜を用意する。じゃがいも、にんじんは角を取り形をととのえる。マッシュルーム以外は少しかために下茹でする。柔らかくなった肉を崩さないように別鍋に入れる。残った煮汁をざるでこし、肉の鍋に入れる。ざるに残ったお野菜は使わん。デミグラスソース、コンソメを入れ、蓋はせずに弱火でコトコト、ワインの酸味を飛ばすように煮る。(約1時間~)1時間半くらい煮たぞ。付け合せの野菜をいれ、さらに煮る。味をみて、塩と砂糖を入れる。お好みで、仕上げに生クリーム、パセリのみじん切りをかける。

とこんな感じだ。手間はかかるがとてもおいしい。エリナも手伝ってはくれた。

手伝っては。肉を小間切れにしたときはびっくりしたよ。料理できないの忘れてた。。。

幸介は一人暮らしなので料理ができる。野菜とか切ってもらったりとかしたが、

途中からえりなに教える係りになってしまっていた。ごめんな。

時刻はすでに8:00である、何はともかく、


「完成だ!食うぞ!」

「よっしゃー!うまそー。」じゅるり

「ねー!おいしそー!早く食べよ!」

えりなが目をキラキラさせている。

「ビーフシチューは逃げないぞ。」

「龍華さん、食べましょう。」

セレンが提案したのでそうしよう。もとから決まっていたが。


「じゃあ、」

「「「「いただきまー」」」」

言い終わる前に食べ始めるこいつらである。(me too)

セレンすらもな。

味はもう感動レベルだ。自分で作って置きながらこんなうまいもの久しぶりに食べた。

「うまあああああああ!龍華やべぇなこれ、うますぎる。」

「そうだろうそうだろう。」

あんなに手間暇かけて作ったからな。

「お、おいしすぎる。お母さんに食べさせてあげたい!」

「はは、家族思いだな。たくさん作ったから、明日包んでやるよ。持って帰って食べさせてあげて。」

「うん!ありがとう!」

「龍華様、美味しすぎて涙出てきました。天界ではこんなもの食べたことありません。」

「そ、そうなの?喜んでもらえてうれしいよ。」


こんな感じで賑やかに夕食を終えた。

2人には感謝しなきゃな。



ご指摘あれば感想でよろしくお願いします。

※前話編集しましたのでご覧になってくれるとうれしいです。

え?料理は文字数稼ぎ?やだなぁ、そんなわけ、、、

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