プロローグ~再構築と任務の委託~
小説初原稿です!拙いところが多々あると思うので指摘していただけると嬉しいです!
あまりたくさんはストックがないので原稿ペースは遅めになると思います。
…体が…動かない?
意識が覚醒しているにもかかわらず指の1本も動かすことができない。
しかも…ここ、どこだ?真っ暗闇の中で指一つ動かせず呼吸できているのかさえ分からない。皮膚の感覚が全くなくなったみたいだ。うん。死んだかな?
現在こんなことになっている俺は、高校1年生の伊達龍華だ。男なのに華?うるせえ生まれる前まで親に女と信じ続けられてたんだよ…。まぁそんなことよりなんでこんな状況になったかだ。
ちょっと前のことを考えてみよう。まず今日は6/x日の土曜日だったはずだ。はずだ、というのは今起きたからどのくらい時間がたっているのかわからないためだ。まず朝9:00くらいに起きてパソコンをつけた。いつものようにエロゲをやろうと机の引出しを開いたらみしらぬUSB メモリがあった。何の模様もない平凡な白いメモリだ。奇妙に思いながらパソコンにさして、中身を確認しようとした。フォルダの中には見たこともない拡張子に「神より」と書かれたソフトがあって見たこともない拡張子だった。だが直接USBに入っていたということで、前作ったとかかな?いやでも…と警戒心を抱きつつも興味をあおられた俺はソフトを起動してしまった。その瞬間画面にいきなり「不明なアクセスがありました」と、でて困惑する俺はなんとかしなきゃヤバい、と操作するもすべて「拒否されました」と出てしまう。試しに電源をぶち抜いてみたが普通に動いている。あり得ない…と思いながらも画面に「すべてのデータを再構築しています」とでて、再び困惑した。俺とんでもないことしたのかな?と若干あきらめているところに、「あなたを再構築します」と出て、は?と思った瞬間に意識を失ってしまった。
そしていまこんな状況なのだが…今考えてみるとあほすぎるな。なんで開いたんだよ。
不明なアクセスってことは誰かが俺のパソコン外部からいじったんだろ?うーむ。再構築ってなんだろう?。そもそもこんな状況で冷静な自分にもだいぶ戸惑っている。
まず神よりってなんだよ。こんな状況だから信じないほうが無理ってことだけどさぁ。
そんなことを考えていたら誰かに声をかけられた。
「やぁ」
!?誰やねんお前!
真っ暗闇の中だったのにいきなり白い空間になってクリクリな金髪の兄ちゃんが目の前に現れたのだ。
びっくりもする。
「神様だよ。あのソフトを君に送った張本人。」
ん?よくわからないがこの世界の神?キリストとかイスラムとかそういう?
「ふん、あれは僕の配下だよ。とっくに滅びてるけど。僕はこの地球ともう一つの世界を管理するモノだ。」
と男は鼻で笑ってに答えた。ていうか俺さっきからしゃべってなくね?
「僕は神様だからね。精神体と話すくらいは、ね。ていうか君は今体が再構築されてるんだけど、それもそろそろ終わって魂の再構築が始まるから簡単な説明しかできない。」
話がトントン拍子に進んでいく。
いやいや何を言ってんだ?何が起きてる?神様と白い空間で…まさか異世界で俺TUEEEEEEが始まるのか?
「異世界へは飛ばさないよ。最近は送りすぎたからね。他の神が。僕はこの世界で君に任務を与えようと思ってさ。」
え?じゃあ異世界で獣耳モフモフとかできないの?魔法で火の玉とか飛ばせないの?
「魔法は使える様にはなると思うよ。でも君の世界でそんなことしてもねえ。魔物いないよ?」
うむむ…しゃーない。あれ?さっき任務って言ってたけど?
「…一人保護してほしい子がいるんだ。」
ん?どういうこと?
「その子は今言ったような異世界からの転生者で、まだ12歳なんだけど、15歳の誕生日の時にいきなり前世の記憶を思い出して、パニックになり魔法を使うようになってしまうんだ。もちろん周りは何が起こったかわからずにその子を異端者として扱うことになるんだ。そしてその子は迫害されて、死んでしまう。君のいる国とは別の…確かマレーシアっていう国の辺境の村だよ」
神と名乗る男は淡々と、少し切なそうにに話した。
俺にその子を俺に救え、と?まずなんで俺なんだ?
「君は魔法もない世界のくせに魔力を持っていて、しかも少し特殊な魂なんだ。
そのおかげで改ぞ、、再構築しやすいんだ。適応力も高いと判断したしね。」
でもマレーシアだろ?言葉も通じないのにどうやって、ってまさか翻訳スキルみたいなのあんのか。
「うん。そうだよ。そういうスキルをたくさん君の体と魂に刻み込んでる。一応魔法も使える様になるよ。」
でも俺の生活とかどうなるんだ?
「能力を与えるから生活するのは苦にならないだろう。頑張ってね。あと少なくともその子が15歳になるまでは絶対にかかわっちゃいけない。前世の記憶がよみがえってないからね。変な人だと思われて接触できなくなっちゃうよ。君の高校生活のちょうど終わりくらいからにしてほしんだ。そのほうが君もきりがいいだろ?。そして君が望むならその子と一緒に異世界へ飛ばして上げてもいいんだよ?」
なんかいろいろ好待遇で怖いな…。異世界にはいってみたいけどなぁ…そこでずっと暮らすのもな。。。
「あ、一応ちょいちょい帰れるよ。その子を救ってくれるならおやすいことだしね。」
ていうか、なんでおまえはそんなにその子にこだわるんだ?
「んーまだないしょかな。あ、そろそろ再構築終わるからじゃあね。」
え、ちょっと待ってまだ質問したいことがっ!
「あ、ひとつ言い忘れてたけど、君に僕の配下をアシスタントとしてつけるよ・・」
そう言い残し、神と名乗る男は消えてしまった。そこで俺の意識も同時に刈り取られた。
読んでいただきありがとうございました。
1話も同時原稿です。