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お兄ちゃんの思い
私は家に帰った。
「ただいまぁ」
普通の挨拶。
「お帰り。愛理」
声をかけてきたのは私の兄の隼人だ。
隼人兄ちゃんは大学生。
2つ上なんだ。
「ただいま」
「オーディションどうだった?」
「え・・・?なんで知ってんの?!」
オーディションのことは反対されると思い、家族の人には言ってない。
はずなのに!
なんで知ってんの?!
「愛理のことならなんでも分かるの!」
「すごーい。隼人兄ちゃん、超能力者じゃないの?」
「そうだよ」
普通に即答する隼人兄ちゃん。
・・・へ?
「俺は超能力者だよ」
え?え??
頭が混乱する私。
「う・・・嘘でしょ?」
「マジ」
どうしちゃったの?
まさか・・・。
「熱でもあるんじゃないの?」
「ねーよ」
「嘘だぁ!」
私は隼人兄ちゃんに近づき、手を隼人兄ちゃんの額に近づける。
「なっ!何すんだよ」
「何って・・・。熱ないか見てるんじゃないの!!」
私は隼人兄ちゃんの額から熱を感じ取る。
・・・熱はない。
じゃぁ、ホントってこと?
「愛理」
「え?」
腕を引っ張られた。
そのまま隼人兄ちゃんの部屋に連れて行かれてしまった。
そして部屋に入り、私は隼人兄ちゃんに体を押され、私の体はベッドに埋もれた。
「何すんの?」
「愛理・・・。好きだ」
「え?」




