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オーディション
「村上さん。どうぞ」
「はい!」
私は名前を呼ばれたので部屋に入る。
私は村上愛理。
歌手を目指しています!!
「失礼します」
私は一礼をする。
「えっと・・・あなたは村上愛理・・・さんですね?」
「はい!」
「じゃぁ歌ってみてください」
「はい!!」
ドアの近くにいた男の人が初めから持っていたマイクを私に渡してくれた。
私はそのマイクを口の近くに運んだ。
この歌で決まる・・・。
この歌で・・・私の将来が決まる。
私は口を開け、歌った。
3分後。
歌を歌いきった。
自分でも一生懸命やったと思う。
後は結果を待つだけ。
「はい。分かりました。ありがとうございました」
「ありがとうございました」
私はまた一礼し、部屋を出て行った。
「はぁぁぁあ」
私は思わず深くため息をつく。
・・・合格したかなぁ?
ドンッ
私はボーッとしていたせいで誰かにぶつかってしまった。
「ご・・・ごめんなさい!」
私は慌てて謝る。
「いーよ。別にどこも怪我してなぃから」
・・・え?
この声・・・。
私は顔をあげる。
そこには見覚えのある男の子がいた。
「・・・え?!あなた・・・!」
私がぶつかった人は私の知っている人だった・・・。




