卯田くんとおにぎりとにく
(´・ω・`)…。
レジに進む。僕と親父。
なぜか、レジを打つ店員がほっとした顔だったのが印象的だった。
どれだけ売れて無かったんだ?
なお、知らない間に”山潰したネジを廻す専用ペンチ”がレジのカウントを通って親父を睨んだが、親父は目をそらして擦れた口笛を吹いてごまかした。
いつの間にカートに入れたんだ?
意外と大荷物になったモノを車に押し込める。
「おーし、しゅぱ~つ!!車に燃料、入れるぞ~♪」
「あー親父?ガソリン携行缶を持ってきてるから飯喰ってからにしない?この暑さに車内にガソリンは怖い。」
「あ?いつのまに?何に使うんだ?」
「バイク用、こんな事も在ろうかと車に積んで置いたのさ!!」
「あ~↑」
「あ、親父、飯喰って、生鮮食品買ってからGASチャージ!あとスタンドはセルフじゃないコトね?」
「何食べる?」
「肉!!肉だろニク!!」
「ここら辺でニク料理って言ってもな~。」
「まあ、良いよ、そこらのファーストフードで済まそうぜ!」
テンションの上がった親父が海鮮一族アニメのナレーションPOIフレーズで答える。
「なんということでしょう?こんな所にカツ丼屋が」
全国チェーンのワンコインカツ丼屋の看板が見える。
「突撃!!」
「よ~し!お父ちゃん大盛り喰っちゃうぞ~♪」
車内の妙なテンションと勢いで駐車場に車を入れる。
「鯖メンチタルタルソースカツ丼だと…、何故ソースを混ぜる?何故千切りキャベツをのせる!?」
「あー、えーっと親父?入り口で止まるなよ?中に入ってメニュー見て決めようぜ?」
親父が店の入り口、風除室の中で、ポップの季節メニューの前から動かない。
店員がお茶とお絞り持ってカウンターの中でスタンバって居る。
笑顔の店員だが”イラッ”としてるのか視線が冷たい。
親父の背中を押して。店内に入りカウンターに座る。
未だ昼食の時間には幾分、早いので、店内は空いている。
ホッとした店員が笑顔で挨拶。
お茶とお絞りを置く店員に、注文は後でと告げる。
メニューを見ながら迷う。
うーむ、カツ丼と言ったら卵とじが正義なのに。
味噌カツ丼はまだ許せるが、ソースお前はダメだ…。白メシにソースなんて…。 (地域性があります)
ご飯の上に千切りキャベツが乗っているのが解らない。全く理解できない。(主人公の個人的な見解です)
ごはんとキャベツはお互いを尊重しあい、それぞれが個別のモノでなければならない。決して混ぜてはいけない、相容れないモノで在るはずだ。(くどいようですが個人的な見解です)
メニューを睨む僕に対して、早々と親父が決断する。
「う~ん、卵とじカツ丼、並。」
「親父?大盛りじゃないのか?」
「流石にこの歳で大盛りのカツ二枚は辛い。」
「そうか…、僕も卵とじカツ丼の並、豚汁にする。」
「とんじるか~、う~ん、おれも…。いや、やめておこう。」
「ここの、とんじるって赤、白、合わせ、どっちかな?」
「いやーチェーン店だから合わせだろう?」
「いや、ここら(地域)は、白だからひょっとしたらローカライズで白かも。」
「「すいませーん、注文お願いします。」」
親子で、同じ動作で店員を呼ぶ。
直に、カウンター内でスタンバってた店員が出撃する。
「はい、ご注文どうぞ。」
「卵とじカツ丼並、二つと、とんじる一つ。」
「はい、卵カツ並、を、どんぶりで、2。ぶたじる、1。ですね。かしこまりました~。」
「「ぶ、ぶたじるだと…!!」」
思わぬ奇襲を受け、親子で目を合わせ動揺するが、大丈夫!、内陸人はうろたえない。
出されたお茶(冷やしほうじ茶)を飲んで心を落ち着かせる。
しかし、ぶたじるか~。僕は遠くに来てしまったんだな。
なお、豚汁は合わせだった。
(´・ω・`)は、話が進まない。
じつは日常を書くのが苦手…。
あまりの難産ため、新作が…。新作のプロットが!
新木くんの続き書いてたら、主人公の言動が…。混じったorz