卯田くんとプロローグ
僕、卯田将弘!高校二年生
ややこしい事に夏休みに他県に転校になった!!
親父の会社のバカヤロウ人事課!!
普通は年頃の子供が居れば転勤を躊躇するだろ。単身赴任で済ますだろ!!
って思ってたら、親父のヤツ、転属願い出してたってョ。
ソレは俺の母親の実家の近くだった。
俺の母親は中一の頃にイキナリ交通事故で死んだ。
まあ、それのお陰で中二病する様な余裕も無くなり。
ただ、日々、生きる為だけの戦いになった。(親父は全く家事が出来なかったorz)
朝食は、トーストとインスタントスープ。
ノリ○マ混ぜたオニギリ弁当を二つ作り
学校が終わり、家に帰ると洗濯と夕飯の準備、掃除は日曜朝のみで随分と荒んだ生活であった。
思えば、勉強だけが心の安らぎ。と言う異常な暗い思春期だった。
そのお陰で高校は県内のチョットイイ進学校に滑り込めたのだ。
この学校は県立なのに姉妹大学があり成績さえ保てば、ほぼエスカレーターと言うウキウキ青春高校生活(但し男子校)
余程なコトが無い替わり。人生、順風満帆であったハズだ。ソレを捨てるなんて。
親父がボーナス月に”転勤キター!!”と叫けばなければね。
「え?親父?オレ下宿に入るよ?」
「オイ、お爺さんの家知ってるだろ。子供の頃よく泊まったろ。」
「僕が、小学5年の冬に死んだお爺さん家だろ?(母の実家、母親の生家)」
「ソコが空き家なんだ、実は相続していてな。」
「ほう、初耳だぜ!」
「で、初の持ち家なんだよ!!ソレを捨てるなんてトンでもない!!」
「お、OK、」
母の実家は古いが立派な御屋敷(現代の家屋から見たら)で、チョットした庭園と離れに茶室もある。(それでも周囲の家と比べても小さいほう。)
山の中腹に有るが、なんと言っても海が近い。
山を降りれば、すぐに海岸だ。突堤でアジとか、イカを釣った覚えがある。そこで釣りを覚えた。
もう何年もやってないが。未だに趣味は”海釣り”と言っている。俺の今住む県には海は無いがな。
本当は母の事故が無ければ中二の春に引っ越す計画だった。らしいが、イロイロ伸びて今年になった。
やれやれ、父のウキウキマイホーム生活の為に、今在る人間関係、クラスの”魂揺さ振る熱い男たち”と離れるのはイヤだが。
(マイルドDQNもオタクもクラスの団結精神の下に切磋琢磨している)
転校先は共学らしい、共学、女子が居ると言うコト。ウキウキ高校生活キター!!
まあ、実際はソレ処では無い。人に話しても信じてもらえないような。
高校生活になった。
やあ、(´・ω・`)ようこそ、スローターハウスへ。
この話はサービスだから、まず読んで、落ち着いて欲しい。
うん、また「新シリーズ」なんだ。申し訳ない。
仏の顔も冥途までって言うし、謝って許してもらおうとも思っていない。
夏なので夏っぽいを作ろうとしたんだが。実はこの話は。あまり落ちを考えて無くてな。
途中で止まるかもしれないが。
頑張って終わらせるから見守って居てほしい。
次回、うだうだするはなし。