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小説ではないなにか

[頭のいい人]

僕が考える「頭の良い人」とは、けっしてテストで得点が取れる人ではありません。本当に「頭の良い人」とは、ちょっとした工夫を日常生活の中に取り入れられる人だと僕は思うのです。

たとえば、僕の友人に、○月○日と言うとすぐに何曜日かわかる人がいます。僕はこういう人を目の当たりにすると、どうしても自分を卑下してしまいがちです。あとはそろばんを習っていて、とても暗算が速い人とか。こういうものは日常生活に役立ちます。そのところ、やっぱり現代人は僕も含めて、今の生活に多少の不満を抱えながらも生きているんだなあと感じます。多少の不満はあるけれども、我慢して暮らしている。それは言うならば、今の生活を改善するのをめんどくさがって、人間が本来持つ「よりよい暮らしを目指す」という感情を成すことができていないのと同じです。

それで、ときどき自分のことが嫌になります。しかし、すこし考えてみると、その「日常生活をよりよくするもの」は、簡単に習得できるものが大多数なのです。でも、世の中の大多数の人はその恩恵を進んで受け取ろうとはしません。そこに僕は日本人の「勤勉の中の勤勉ではない部分」を感じ取るのです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] とてもいいことを書いていますね。 [気になる点] 特にありません。 [一言] 僕もやはり、頭の回転の早い人などを見ると、どうしても自分を下に見てしまいます。 しかし、それは仕方のないことだ…
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