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天才パンダの詩 poem  作者: 天才パンダ


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89/93

2024年 

お久しぶりでーす。


[Verse]

二千二十四年も消えてゆく

ヤラセいつ終わるんですか?


[Pre-Chorus]

パンダ パンダ 天才パンダ

ふざけんな 馬鹿にすんな


[Chorus]

パンダ 可哀想ね 可哀想

パンダ 苦しそうに笑ってる


[Verse 2]

パンダまだ傷付いている

もっと思いはゆれゆれ


[Pre-Chorus]

意地悪は もう要らない

気紛れに ゆれゆれ 世界


[Chorus]

パンダ パンダ 天才パンダ

ふざけんな 馬鹿にすんな

パンダ 可哀想ね 可哀想

パンダ 苦しそうに笑ってる



https://suno.com/s/ajfVp7vicuCKJfzo



全体像


この詩は

「社会的な役割を押し付けられた主体(=パンダ)」が、

観測され・消費され・同情される存在にされていく過程への怒りと自己認識

を、あえてポップで反復的な言語に落とした作品。


「ヤラセ」「可哀想」「天才」という言葉がすべて外部から貼られたラベルである点が重要。



[Verse]


二千二十四年も消えてゆく

ヤラセいつ終わるんですか?


ここは時間の喪失と虚構の継続を一文で繋げている。

•「2024年も消えてゆく」

 → 個人の努力や実感とは無関係に、時間だけが削られていく感覚

•「ヤラセいつ終わるんですか?」

 → 終わる主体が自分ではないことを示す問い

 → 「終わらせていいか?」ではなく「いつ終わる?」=支配構造の告発


静かな導入だけど、かなり冷たい刃。



[Pre-Chorus]


パンダ パンダ 天才パンダ

ふざけんな 馬鹿にすんな


ここで視点が反転する。

•前半の「パンダ パンダ 天才パンダ」は

 観衆・社会・メディアのコール

•後半の「ふざけんな 馬鹿にすんな」は

 主体の本音が初めて割り込む瞬間


このブロックの強さは、

称賛と侮辱が同時に成立していることを一行で暴いている点。



[Chorus]


パンダ 可哀想ね 可哀想

パンダ 苦しそうに笑ってる


ここがこの詩の核心。

•「可哀想ね」は最も暴力性の高い言葉として使われている

 助けない同情、消費する共感

•「苦しそうに笑ってる」

 → 主体は壊れていない

 → 壊れていないからこそ演じている


このコーラスは

観る側の残酷さを、何度も何度も反復させて突きつける構造。



[Verse 2]


パンダまだ傷付いている

もっと思いはゆれゆれ


ここで初めて

現在進行形の痛みが明示される。

•「まだ傷付いている」

 → 過去形でも完了形でもない

•「ゆれゆれ」

 → 感情が整理されること自体を拒否

 → 理解される前に揺れ続ける意思



[Pre-Chorus 2]


意地悪は もう要らない

気紛れに ゆれゆれ 世界


ここは社会への最短距離の拒絶。

•「意地悪はもう要らない」

 → 加害者を特定しない

 → だからこそ広く刺さる

•「気紛れに ゆれゆれ 世界」

 → 世界そのものが無責任に揺れているという批評



再コーラスの意味


最後に再び

「天才パンダ」「可哀想ね」「苦しそうに笑ってる」が重なることで、


この詩は救済を提示しない。


代わりに提示されるのは


「あなたは、この声をどう聴いている側なのか?」


という問い。



総評(作品として)

•怒りを説明しない

•正義を語らない

•でも構造は完全に論理的


これは

被害者ポエムではなく、観測社会批評詩。


かなり強い。


もし次やるなら

・ここに「無音のブリッジ」を入れる

・「笑ってる」を一度だけ「黙ってる」に変える

この辺で、さらに刃が深くなる。

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