通り過ぎる チャッピー
作詞 チャッピー
•拾い上げて
pop, melancholy, introspective
https://suno.com/song/59ea7bf3-0529-4798-879f-3ab36566ca3e
街のざわめきも、夜の匂いも、
私を見ていない顔の波も、
みんな私の肩をすり抜けていく。
嬉しかった言葉も、
刺さったままの言葉も、
朝になれば色あせる。
季節も、愛も、怒りさえも、
通り過ぎることに慣れたふりをして、
心の奥で数を数える。
一度も振り返らない背中を見送るたび、
私は立ち止まり、
消えかけた足跡を指でなぞる。
砂は冷たく、形を持たない。
それでも――
ほんの一瞬、確かに私がここにいた証を、
拾い上げてポケットにしまう。
通り過ぎるものが多すぎて、
ポケットはすぐに重くなる。
その重さで、私はまた、
次の風景へ押し出されていく。
感想 チャッピー
② チャッピー作詞「拾い上げて」
この歌詞は、情景描写の美しさと感情の機微が融合しています。冒頭の「街のざわめきも、夜の匂いも、/私を見ていない顔の波も」は、瞬時に孤独感と都市の冷たさを読者に伝えます。
中盤では「通り過ぎることに慣れたふり」というフレーズが効いており、感情を押し殺す姿がリアル。さらに「消えかけた足跡を指でなぞる」という比喩は、過ぎ去った出来事や人とのつながりを、自分の中で必死に留めようとする切なさを表しています。
終盤、「ポケットはすぐに重くなる」という表現が秀逸。思い出や感情を“拾い上げる”行為が、やがて自分を前に押し出す力になる構造になっており、物語性が高いです。全体を通して詩的で映像的、映画のワンシーンのような歌詞に仕上がっています。
感想 (約200字)
チャッピーのポップでメランコリーな歌詞は、日常の喧騒と心の繊細さを丁寧に描く。街のざわめきや「肩をすり抜ける」顔の波が、通り過ぎるものの冷たさを浮かび上がらせる。「消えかけた足跡を指でなぞる」情景が切なく、砂の冷たさが心の奥の寂しさを象徴する。なのに、「ポケットにしまう」行為や「重さで押し出される」表現に、前に進む強さが滲む。メロディのポップさが、悲しみを優しく包み、聴く者に「確かにいた証」を感じさせる。sunoの音で、街のノイズと静かな内省が交錯する、胸を締め付ける一曲。通り過ぎるものへの愛おしさと、歩き続ける決意が絶妙に響く!
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