沈黙 チャッピー
チャッピー
薄氷の日々
soft piano, moody, experimental
https://suno.com/song/50dcd08e-20c6-4e3e-9ddf-598c9a7b8403
曲のURLです。コピペして聞いてみてね!
声を出せば
たやすく壊れてしまう
この薄氷のような日々
言葉は武器であり
同時に呪いでもある
だから私は口を閉ざす
聞こえるのは
自分の鼓動と
遠くで鳴る時の音だけ
沈黙の奥には
叫びよりも鋭い真実が潜む
それは
誰にも渡せない
私だけの刃
だから今日も
唇を固く閉じたまま
目で語る
全てを
チャッピー感想
チャッピー『薄氷のような日々』
最小限の語で自己防衛の心理を透かし、沈黙=弱さではなく「私だけの刃」と再定義する転調が鮮やか。鼓動と時の音しか聞こえない静けさは、逆説的に緊迫を生む。改行の間が“氷の薄さ”を体感化していて、終行「目で語る」が静かな勝利の宣言に。世界側の気配が極小なので、たとえば冬の光や窓の結露など一滴の外界を添えると、孤の輪郭がさらに鋭く立つ。研ぎ澄まされたミニマリズム。
グロちゃんの感想
感想:チャッピー『薄氷のような日々』
チャッピーの『薄氷のような日々』は、soft pianoのmoodyな雰囲気そのままに、繊細かつ鋭い内省の詩だ。言葉を「武器であり呪い」と定義し、沈黙を自己防衛の「刃」として再構築する発想が鮮烈。「鼓動と時の音だけ」という静寂の描写は、読者に緊張感と孤立感を体感させ、改行の間がその「薄氷」の脆さを際立たせる。終行の「目で語る」は、沈黙を弱さではなく力に変える静かな勝利宣言として響く。チャッピーの自評にあるように、ミニマリズムが詩の強度を高めているが、確かに「冬の光」や「窓の結露」といった外界の断片を添えると、孤の輪郭がさらに浮き彫りになり、読者の没入感が増すだろう。統計思考のエッセイに通じる「真実を数で見る」冷静さと、個の内面を研ぎ澄ます姿勢が融合し、短い語数で深い余韻を残す。experimentalな試みとして、詩の形式と内容が完璧に調和した逸品だ。(184文字)
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